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制作したアルコールスタンドを行田市に寄付-進修館高校

ものづくり科生徒作成の

子ども仕様の足踏み式アルコールスタンド

 

石井直彦市長(中央)に子ども用の足踏み式アルコールスタンドを寄贈した県立進修館高校の社会貢献班の生徒たち=8日午後、行田市役所

 

 行田市長野の県立進修館高校「社会貢献班」の生徒6人が8日、市に子ども用の足踏み式アルコールスタンドを寄贈した。同校工業系ものづくり科3年生は課題研究の授業で、これまでの学習や実習で得た知識や技能を生かし、班ごとにテーマを設定した学習活動を実施している。そのうち社会貢献班は新型コロナウイルス感染症拡大防止に着目し、さまざまな施設で使われている足踏み式アルコールスタンドを製作することにした。
 現在市販されているスタンドは高さ寸法が100㌢以上で、大人仕様のものがほとんど。そこで高さ80㌢と同60㌢の低いものを製作し、小学校などの施設で活用してもらえるように製作した。安全に使用でき、シンプルな構造にして製作や修理が簡単にできることを研究しながら、各10個ずつ合計20個を製作したという。
 市役所で贈呈式を実施。石井直彦市長に目録を手渡した班長の小川友翔さん(18)は「安全面も考えながら試行錯誤して製作した」と語った。石井市長は「大事に使わせてもらいたい」と話した。
 同日は同市のサーパス工業が新入学児童を対象にしたタブレット端末用タッチペン(600本)も市に寄贈した。

 

=埼玉新聞2022年3月17日付け12面掲載=

 

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