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北関東高校陸上 あす開幕

 陸上の北関東高校大会は16日から4日間、山梨県のJITリサイクルインクスタジアムで男女計41種目が実施される。各種の上位6人(女子棒高跳び、三段跳び、ハンマー投げは4人、男女競歩は5人、男女混成種目は3位までと4~6位の全国記録上位5人)までが、全国高校総体(8月2~6日・北海道)の出場権を獲得する。県勢の活躍が期待できる種目を中心に展望した。

 

女子 走り高跳び高橋(埼玉栄)、三段跳び田口(国際学院)に注目

 注目は走り高跳びの高橋美月(埼玉栄)。大学生、社会人が参加した今月の日本選手権で8位と、高校2年生ながら大人顔負けの跳躍を見せた。昨年のインターハイで7位入賞しただけに今大会も好記録に期待が懸かる。
 県高校総体で12㍍81の県高校記録を樹立した
三段跳びの田口侑楽(国際学院)も活躍が楽しみだ。今月のU20(20歳以下)日本選手権では12㍍60を跳んで優勝し好調だ。
 棒高跳びは渡辺冴璃(大宮東)が有力。県高校総体では3㍍82の大会新を打ち出し、2位の妹・紗莱(さえら)と表彰台を飾った。1500㍍、3000㍍の小泉咲菜(本庄東)、200㍍、400㍍のイレチュクアマカミラ(大宮東)、走り幅跳びの池上瑠依(埼玉栄)も虎視眈々(たんたん)と上位を狙う。

 

男子 八種競技緒方(伊奈学園)の好記録に期待

 八種競技の緒方陽平(伊奈学園)は北関東でも好記録に期待が懸かる一人。県高校総体では、5520点の大会新記録をマークし、県高校記録まで残り77点に迫った。好条件がそろえば、歴史を塗り替える可能性を秘めている。
 5000㍍は松井海斗、佐藤大介の埼玉栄勢に、鈴木青空(武蔵越生)佐々木大輝(花咲徳栄)の好走が予想されて注目だ。走り高跳びは、県高校総体同様に中村楓馬(昌平)網谷建吾(南稜)清水情太郎(武南)深川直人(鷲宮)のハイレベルな争いになりそうだ。
 3000㍍障害は若林隼杜(花咲徳栄)が実力十分。100㍍、200㍍では松本瑠偉(所沢北)と吉田快(立教新座)、110㍍障害は堀井永遠(昌平)が栄冠を見据える。

 

 

=埼玉新聞2023年6月15日付け7面掲載=

 

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