埼玉新聞社 高校受験ナビ

県高校総体 陸上 結果

女子走り高跳び 高橋(埼玉栄)が2連覇
男子400㍍ 新井(越谷西)初栄冠

(第1日、10日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 

 男女計10種目の決勝などを行い、女子走り高跳びは高橋美月(埼玉栄)が1㍍73で2連覇を達成した。同1500㍍では小泉咲菜(本庄東)が4分33秒48で初の栄冠を獲得し、同やり投げは松永成美(早大本庄)が47㍍71で初優勝した。
 男子400㍍は新井泰輝(越谷西)が48秒19で初の頂点に立ち、同棒高跳びでは牧内伶澪(秀明英光)が4㍍30で初のタイトルを手にした。
 各種目とも上位6位(競歩は5位、混成と女子の棒高跳び、三段跳び、ハンマー投げは4位)までが北関東陸上(6月16~19日・山梨)に出場する。

 

さらなる飛躍期す

女子走り高跳び決勝 1㍍73で2連覇した埼玉栄の高橋美月

 

 飛躍を感じさせる美しい背面跳びを見せた。女子走り高跳びは、埼玉栄の高橋が1㍍73で2連覇を達成した。
 「2時間以上待って体が硬くなってしまった」とパスを続けて1㍍64から挑戦するものの、2本連続で失敗。気持ちを切り替えて3本目で成功させると「北関東出場が決まったから吹っ切れた」。1㍍67、70、73をいずれも一発でクリアした。
 記録は前回大会と同じ1㍍73だが、前回は2本目で跳んだ高さを今回は1本目で成功。「ハイジャンプをたくさんやるようになってから、顎が下がるようになって跳べるようになった」と、この1年間で確実に成長を遂げている。
 今年3月の関東学連春季オープンでは1㍍76の自己ベストを更新。「練習で1㍍70にバーをかけていたけど、更新してからは75以上に調整して跳んでいる」とまだ発展途上だ。
 目標の高さは県記録である1㍍80。「上半身は耐えることができるけど、下半身がバーを巻いてしまう。これを改善すれば、跳ぶことができる」。伸びしろしかない高校2年生から目が離せない。

 

努力重ね 結果

男子400㍍決勝 48秒19で初優勝した越谷西の新井泰輝

 

 男子400㍍は、越谷西の新井が48秒19で自己ベストを更新し、初の栄冠に輝いた。「もう最高。努力してよかった」と感極まった。今大会のため、100㍍から400㍍まで100㍍単位で距離を伸ばし、ダッシュとウオーキングを繰り返して練習を重ねた。
 「きついことをやったから自信がついた。プレッシャーがかかっている中でもテンションが上がった」と決勝の舞台で成果を発揮。3人が横一線だった残り100㍍で加速し、先頭でゴールを切った。

 

計算通りの走り
女子1500V、本庄東の小泉

 女子1500㍍は、本庄東の小泉が4分33秒48で初優勝に輝いた。序盤は転倒でペースが乱れるものの、2周目からは先頭集団を引っ張る形に。「ラスト500㍍で少しずつ上げて先頭をキープするプラン」と、終盤は計算通りの走りでゴールした。
 ただ、4分28秒の自己ベスト更新を狙っていただけに「初めての優勝はうれしいけど、北関東につながる走りをしたかった」と満足する様子はない。「関東では自己ベストで優勝して自信を付けたい」と意気込んだ。

 

まだまだ足りない
男子棒高跳びで初優勝の牧内伶澪(秀明英光)

 優勝できてうれしい気持ちはあるけど、インターハイを考えるとまだまだ足りなかった。インターハイ出場のため、4㍍40は跳びたかった。北関東までにポールを変えて技術を磨いていきたい。

 

自己ベスト上回る
女子やり投げで初優勝の松永成美(早大本庄)

 これまで43㍍64が自己ベストだったけれど、47㍍71を出して大幅に上回ることができた。記録にブレがあったから、北関東では47㍍を出した時の投げを再現できるようにしたい。

 

=埼玉新聞2023年5月11日付け7面掲載=

 

サイト内の

埼玉栄高校の基本情報は→こちら

本庄東高校の基本情報は→こちら

早稲田大学本庄高等学院の基本情報は→こちら

越谷西高校の基本情報は→こちら

秀明英光高校の基本情報は→こちら

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP