「しっかりトマットね」
信号機に見立てたトマトのプランターの前で啓発品を配る秩父農工科学高校の生徒=13日午後1時半ごろ、秩父署
交通安全の願いを込めて、秩父市大野原の県立秩父農工科学高校の生徒が13日、秩父署内で啓発キャンペーンを実施した。信号機に見立てたトマトのプランター2鉢を署の玄関前に設置し、啓発品を配りながら、「赤信号はしっかりトマット(止まって)ね」と来署者に呼びかけた。
キャンペーンは、夏の交通事故防止運動(15日~24日)に先駆け、秩父署と同校農業科の生徒が共同で企画した。生徒たちは7月の収穫期に合わせて、校内でミニトマトの「アイコ」と「イエローアイコ」の苗を育ててきた。
同校3年の今井いろはさん(17)と伊古田美琴さん(17)は「アイコの実は緑から赤に、イエ
ローアイコは緑から黄色に変化するため、交通安全啓発野菜として最適」と説明する。2人はこの日、トマトのプランターの前に立ち、「信号をしっかりと守り、安全運転を心がけてくださいね」と笑顔で声をかけていた。
=埼玉新聞2022年7月16日付け11面掲載=
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