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山西省高校と交流 知事も県庁から参加ー不動岡高校

 県と姉妹友好提携を結ぶ中国山西省の太原市外国語学校と県立不動岡高校(加須市)が27日、オンライン交流会を行った。日本の高校に当たる太原市外国語学校からは2年生9人、不動岡高校からは第二外国語で中国語を選択している3年生7人が参加。日本語と中国語を使い、文化について理解を深めたほか、県庁から参加した大野元裕知事とも意見を交わした。

県立不動岡高校、中国山西省の太原市外国語学校の生徒らとオンラインで記念撮影する大野元裕知事=27日午後、県庁

 

 県と山西省は1982年に友好提携を締結。9月には同省の呉偉常務副省長が大野知事を表敬訪問し、県からは28日までの日程で同省に島田繁県民生活部長が訪問中であるなど、交流を重ねる。
 交流会では、不動岡高校の生徒が中国語で同校の校風や川越市、秩父市といった県の観光地を紹介。県産品の狭山茶やサツマイモ、「尊い」や「推し」といった若者言葉についても発表した。
 また、太原市外国語学校の生徒は日本語で同校や同省について紹介。山西省発祥の刀削麺や滋養スープ料理の「頭脳(とうのう)」といった食文化や中国における旧暦の正月「春節」についてプレゼンした。
 両校の生徒からは「日本語をどうやって勉強しましたか」や「(中国発のゲーム)『原神』を遊んだことはありますか」といった質問が交わされ、終始和やかな雰囲気だった。
 交流会の様子は県庁の庁議室のモニターにも映され、後半は大野知事と両国の生徒らが対話した。語学習得の秘訣を問われた大野知事は「まず(他言語を)話すのを恥ずかしがらないこと。相手の国のことを好きになり興味を持つこと。この二つをやってみてください」と呼びかけていた。

 

=埼玉新聞2023年10月29日付け12面掲載=

 

サイト内の不動岡高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴~学校からのメッセージ~

令和4年度から、普通科と外国語科を統合し「特色ある普通科」として本校の教育課程が大きく変わりました。一例を挙げると、外国語科でしかできなかった「第2外国語」の授業を誰でも選択・履修可能になりました。また、SGH(H27~R1年度)、SSH(第1期H23~H27年度、第2期H29~R3年度)で行ってきた様々な事業を継承し、国際的視野・科学的素養を養うため、多くの課外活動や研修を計画しています。

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