川越女子高校でＪＩＣＡ職員講演　社会貢献の必要訴え

講演する増古恵都子さん＝７日、県立川越女子高校

　県立川越女子高校で７日、「緒方貞子さんから学ぶ～あなたなら何をしますか？」と題した出張講座が行われ、１、２年生約１００人を対象に国際協力機構（ＪＩＣＡ）職員で同校卒業生の増古恵都子さんが講演した。講座は、県立総合教育センターとＪＩＣＡが共同で行った。
　増古さんは学生時代の経験やＪＩＣＡでの活動について説明した後、ＪＩＣＡ初代理事長で国連難民高等弁務官を務めた故・緒方貞子さんの生涯を映像で紹介。緒方さんの「常に問題を求め、積極的に疑問を出していく、心と頭が必要」や「（問題というのは）現場に行かないと分からない」といった言葉を伝えた。生徒らに「皆さんはきっと社会に貢献できる人になる。社会に目を向けてほしい」と呼びかけた。
　講演に参加した２年の渡邉小春さん（１６）は「将来は海外で研究をしたいと思っている。進路を考える上でも、国際貢献の話を参考にしたい」と話していた。

＝埼玉新聞２０２３年１０月１２日付１１面掲載＝

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