杉戸町の複合施設落成で一席
落語を披露する三遊亭楽生さん=14日、杉戸町杉戸3丁目のココティすぎと
さいたま市岩槻区出身、県立春日部高校卒業の落語家三遊亭楽生(らくしょう)さん(46)が14日、杉戸町杉戸3丁目のコミュニティー複合施設「ココティすぎと」で落語を披露した。
落語は4月にオープンした「ココティすぎと」の落成記念イベントとして、NPO法人総合型スポーツクラブ「すぎスポ」が企画。楽生さんの落語や同岩槻区出身の神田あおいさんによる講談など、午前、午後2回行われ、計約200人が楽しんだ。
楽生さんはイベントの冒頭、「楽生」と施設の「落成」にかけて「落成式にはもってこいの名前。みなさんが元気で楽しく生きることが一番」とあいさつした。楽生さんは春日部高校で生徒会長として活躍した思い出を振り返った。人気テレビ番組「笑点」で司会を務めた故五代目三遊亭円楽は県立杉戸農業高校出身。自身や家族と、県東部地域、杉戸との結び付きを語った。
楽生さんは故六代目三遊亭円楽の一番弟子として注目を集めている。関心が集まる襲名の話題に触れ「皆さんは杉戸の町を守っている。私も師匠から弟子へ伝統芸能を守っている。もう一つ名跡を守っている。気になるのは次の円楽。円楽に一番近い男が目の前に座っている」と会場の笑いを誘った。
楽生さんは、流ちょうな語り口で古典落語「火焔(かえん)太鼓」を披露。道具屋の主人が大名に太鼓を売る滑稽な演目で、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
楽生さんは「杉戸の人が集まれる場所でみなさんが笑顔になることが一番。私もとにかく必死になって頑張りたい」と今後の活躍に向け抱負を述べた。
=埼玉新聞2024年4月22日付け11面掲載=
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