武南署が感謝状を贈呈 鑑識作業体験会など実施
書道パフォーマンスで特殊詐欺の撲滅を訴え、啓発活動に貢献したとして、武南署は25日、川口北高校書道部員17人に感謝状などを贈呈し、鑑識作業体験会などを開いた。
同校書道部は7月21日、川口市安行領根岸の「イオンモール川口」で啓発活動の一環として、書道パフォーマンスを実施。部員らは、「特殊詐欺 撲滅」「家族の絆で未来を守ろう」などと揮毫(きごう)し、特殊詐欺被害防止を呼びかけた。
同署管内で発生した特殊詐欺被害件数は、7月末時点で14件(前年比6件増)。被害額は計約2773万円に上る。感謝状を受け取った部員らは、署長室や交通課などを見学。パトカーや白バイに乗車し、警察業務に触れた。
また、鑑識作業の体験会も実施した。作業では、警察官が鑑識作業で実際に使う粉などを使用。部員らは、瓶に付着した指紋を探し、指紋を発見すると、目を輝かせながら慎重に採取していた。
2年生で部長の吉沢舞奈さん(16)は「社会に貢献して賞をもらえてうれしい。自分の好きな書道で貢献できて良かった」と笑顔を見せた。同署の門井幸夫署長は「イベントに協力してもらったことに感謝申し上げる。書道を通じて、一件でも詐欺被害を減らせれば」と語った。
=埼玉新聞2022年8月29日付け10面掲載=
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