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東京五輪自転車女子オムニアム 和光市民が梶原悠未選手にエール ー筑波大付属坂戸高校

メダルへ 和光市民が応援グッズ

 東京五輪の自転車トラック競技でメダル獲得を目指す和光市出身の梶原悠未選手(24)を応援しようと、和光市民らで結成した支援団体「梶原悠未選手応援するワ!!」が8日の同競技「女子オムニアム」を控え、梶原選手の応援に力を入れている。団体名のシールを貼ったプランターを和光市駅前に設置したり、同選手の似顔絵をデザインした缶バッジを市民に配布したほか、6日までに会員らが寄せ書きした応援メッセージ旗を母親の有里さんに寄贈する。会員らは「有言実行の彼女ならできる」とメダル獲得に期待を膨らませる。

会員らが寄せ書きした応援メッセージ旗を持つ和光市民らの応援団「梶原悠未選手応援するワ‼」の役員ら

 

「有言実行 彼女なら!」

 

 梶原選手は和光市立第五小学校から同市立第二中学校に入学。その後、市立第三中学校に転校。小、中学校はスイミングスクールに通い、筑波大付属坂戸高校に入学後に自転車部に入部し、自転車人生をスタート。ジュニア世界選手権で2年連続銀メダルを獲得するなど頭角を現した。

 筑波大学進学後は全日本選手権5連覇達成やワールドカップで優勝するなどしたほか、2020年の世界選手権大会で日本人初の金メダルを獲得した。

 19年4月、実家近くの市民らが東京五輪への出場を支援しようと、同会が発足。梶原選手の知名度を上げ、自転車競技を広める目的で、市内のお祭りで自転車競技のビデオを流したり、2年間で会報を10回発行。同会の活動内容や梶原選手の出場した大会結果などを周知している。

 昨年1月に梶原選手のイラスト入り缶バッジ千個を作製し、市民らに配布。今年7月には、同会の名前を付けたプランターを和光市駅前に配置し、「世界の星となれ」「駆け抜けろ夢のゴールに向かって」などと会員らの応援メッセージの寄せ書き旗(縦70㌢、横100㌢)を作成した。

 同会の新田稔会長(75)は「五輪に出て金メダルを取るのが梶原選手の小さいころからの夢。大きな目標を持つことは素晴らしく、それを実現し、3年後のパリ五輪の出場も目指して頑張ってほしい」と東京大会のメダル獲得とさらなるステップアップを期待する。

 幼児期に療育施設で育った息子を施設の保母だった母親の有里さんが世話したことが縁で、梶原一家と交流を続けている同会監事の佐藤衣代さん(57)は「悠未ちゃんは何に対しても目標を立てて実現できる。五輪は母親とともに泣き笑いした集大成。らしさを出して楽しんでほしい」とエールを送る。

 

和光市民らの応援団「梶原悠未選手応援するワ‼」が作成した缶バッジ

 

=埼玉新聞2021年8月5日付け14面掲載=

 

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