東大研究室との取り組みは同校初
SAコース20人を対象に
山村学園高校(川越市・平野正美校長)は、同校生徒と東京大学大学院の教授をオンラインで繋ぎ、授業を行う「課題解決学習 東京大学オンライン実験」を行った。
同校と東京大学の研究室の取り組みは、今回が初めて。授業は、東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻の野地博行教授が、難関国公立大学を目指す特別進学SAコースの1年生20人を対象に行った。
生徒たちは、「回転分子モーターを可視化する・操る」をテーマとした実験に参加。極小のたんぱく質分子の動きを観察できるように、同分子にビーズを付着させ、動きを観察できるように操作すると、同分子が回転する様子などを顕微鏡で観察した。
実験に取り組んだ片山弥大さん(16)は「今までにやったことのない高度な実験だった。反時計回りに回転する分子の動きや磁石を近づけて動かしてみると、その動きに合わせて分子が動くのを確認でき、自分の手によって1分子を動かすのはとても不思議な感覚だった」と話した。
=埼玉新聞2022年1月6日付け11面掲載=
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