「自分らしく世界に初挑戦」
松山高校陸上部OB会、応援団員とともに同校校歌を歌う小山直城選手(中央)=6日午後、東松山市箭弓町の紫雲閣
今夏のパリ五輪・男子マラソン日本代表に内定している日高市出身、松山高卒の小山直城選手(27)の壮行会が6日、東松山市内で同高陸上競技部OB会主催で行われ、大会へ向け激励のエールが送られた。約150人の出席者を前に、小山選手は「五輪出場を決めた昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)でも、苦しい練習を共にした同期の声が力になった。パリ五輪は初めての世界への挑戦。自分らしく世界に向けて挑戦したい。応援をよろしくお願いします」と話した。
小山選手は日高市立高麗川中、松山高67回卒。高校3年時に出場した全国高校駅伝県予選で1区区間賞、全国都道府県対抗男子駅伝では4区区間賞の成績を残している。
あいさつした同高OB会長の奥泉剛さん(56)は「パリ五輪出場おめでとう。最後まで諦めず、結果よりも小山選手が思い描いた通りのレースを実現してほしい」と激励。1964年東京大会出場の笠原章平さん(84)は「まじめな選手、まだ伸びる選手と感じている。日本代表としての初の海外レース。各国代表選手の『空気』にのまれず頑張ってほしい」とアドバイスした。
会ではOB会同期生から花束が贈られたほか、同高現役応援団部が大会での健闘を期して渾身(こんしん)の演技を披露。団員の指導で出席者が肩を組んで同高第一応援歌「空は晴れたり」を大合唱、続いて同高校歌が会場に響き、日本代表として五輪に出場する小山選手を後押しした。
同高陸上部出身の五輪出場者は、64年東京大会陸上ハンマー投げの笠原さん、88年ソウル大会男子100㍍の大沢知宏さん、2014年冬季ソチ大会ボブスレーの佐藤真太郎さんに続き小山選手で4人目。
=埼玉新聞2024年1月7日付け10面掲載=
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