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渋沢栄一「書」で表現ー本庄第一高・本庄東高

書道パフォーマンス 大河PVに合わせ披露

 

 本庄東高校本庄第一高校の書道部は26日、深谷市民文化会館で、渋沢栄一や大河ドラマ「青天を衝(つ)け」にちなんだ作品を、音楽に合わせて巨大な筆で揮毫(きごう)する「書道パフォーマンス」を行った。軽快なダンスを踊りながら、力強い筆さばきを見せた高校生に向けて、観客からは大きな拍手が送られた。

渋沢栄一や大河ドラマ「青天を衝け」にちなんだ「書道パフォーマンス」を披露した本庄第一高校書道部(写真上)と本庄東高校書道部(下)=26日、深谷市民文化会館

 今回は、同日開催の大河ドラマ「青天を衝け」最終回パブリックビューイングイベントのオープニングアクトとして実施。両校は今年7月、愛媛県四国中央市で開催された「第14回書道パフォーマンス甲子園」にも出場している。

 本庄第一高校書道部14人は、藍色を基調としたおそろいのはかま姿で登場。大河ドラマ「青天を衝け」のテーマ曲などをBGMに、拳を突き上げる振り付けを交えながら作品を完成させた。

 部長の松村歩美さん、副部長の小林美織さんは「渋沢栄一が努力をして自らの生きる道を切り開いていく姿を、私たちが全国大会を目指す姿と重ね合わせて表現した」と解説した。

 本庄東高校書道部10人は、書の古典を手本としながら書く「臨書」から会得した技法で表現。渋沢栄一の人生になぞらえたナレーションを挟みながら、一糸乱れぬ躍動感のあるパフォーマンスで観客の目をくぎ付けにした。

 部長の田部井莉心さんは「書のテーマは『英雄像』。自分にとって特別な人だけがヒーローなのではなく、渋沢栄一のように思いやりをもって行動に移せる人こそ英雄だと思う」と説明した。両校の作品は1月10日まで、深谷市仲町の「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」内で展示している。

 

=埼玉新聞2021年12月30日付け10面掲載=

 

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