牛乳料理コンクール県大会　最優秀賞は伊奈学園総合高校

　第４３回牛乳料理コンクール県大会（主催＝県牛乳普及協会・根岸信一郎会長理事）が１５日、熊谷市籠原南の埼玉県調理師専門学校・埼玉県製菓専門学校で開催された。同大会は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底して行われた。

牛乳を利用したオリジナル料理を調理する出場者＝１５日、熊谷市籠原南の埼玉県調理師専門学校

　応募作品総数５１９点のレシピの中から書類審査を通過した高校生１０人が、牛乳を使用した料理やデザートの調理に挑んだ。審査の結果、ミルク料理の部、伊奈学園総合高２年の箕川彩流さんの作品「ふわっしゅわっ！！スフレカレーうどん」が最優秀賞、菓子・デザートの部、同高２年の太田朱珈さんの作品「焼き牛乳」が最優秀賞を受賞し、来月都内で開催される関東大会の代表に決定した。
　県大会では牛乳を利用し、５０分以内にオリジナルメニューを調理。出来上がった作品は、平野孝則県栄養士会会長ら審査員の試食により審査が行われた。箕川さんは「まさか最優秀賞を取れるとは思わなかった。とてもうれしい」、太田さんは「関東大会では効率よくおいしい料理を作りたい」と話していた。

＝埼玉新聞２０２２年１０月１９日付け１１面掲載＝

• 【ナビひとこと解説】

　伊奈学園総合高校は、ほぼ全員が大学等を目指す普通科進学校ですが、「総合選択制」という他校にはない独特のシステムを採用しています。そのため、生徒各自の適性や興味に応じて、普通科目以外に人文・語学・理数・情報経営・芸術・スポーツ科学・生活科学など専門性の高い授業が受けられます。

　生活科学系では、食物・被服・保育・福祉などが学べます。（教育ジャーナリスト　梅野弘之）

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