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炎のパフォーマンス 小鹿野と秩父で魅了

 小鹿野町飯田の「みどりの村」と、秩父市上野町の本格的なバリ空間施設「ルアンスアラ」で二夜にわたる「アクロバット&ファイヤーパフォーマンショー」が上演された。

 

屋外特設ステージで炎剣を使ったアクロバットをする村岡友憲さん(手前)と炎を自在に操るNOBUさん=小鹿野町飯田、みどりの村

 

 出演したのは、県立小鹿野高校出身でアクロバットパフォーマーの村岡友憲さん(35)と東京都稲城市在住のファイヤーパフォーマー「NOBU」こと亀井伸行さん(46)。 2人は秩父市出身のピアニスト野口杏梨さんの共通の知人で、今年の6月に出会った。 村岡さんは以前からファイヤーパフォーマンスに興味があり、プロスタントマンでファイヤーアクションの現場経験もあることからNOBUさんから「炎剣」などを短期間で修得し、今回の上演が実現したという。
 初日は自然に囲まれた屋外特設ステージが会場。町内外から約80人の観客らが見守る中、村岡さんによる歌舞伎の口上、ダイナミックなアクロバットフォーマンス、炎を自在に操るNOBUさんの演出に観客らは息をのんだ。上演の合間には子どもと一緒に火の消し方を学ぶ参加型の消火訓練も行われた。
 町内在住の川田ちとせさん(11)は「アクロバットがかっこ良かった。火を口に入れるところはびっくりした」と笑顔を見せた。
 2日目は、秩父市内にある「ルアンスアラ」に会場を移して上演。野口さんもピアノ生演奏で加わり、NOBUさんの奏でるオーストラリアの民族楽器や村岡さんのアクロバット&墨絵パフォーマンス、3人の独自の感性による即興コラボが会場を沸かせた。

 

=埼玉新聞2022年10月16日付け11面掲載=

 

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