キュウリの収穫を楽しむ花咲徳栄高校・食育実践科の1年生=加須市大室
加須市にある花咲徳栄高校の食育実践科の1年生57人が1月25日、同市水深地区のキュウリ農家2カ所の施設ハウスで収穫体験を行った。収穫体験を通して地域とつながる活動が主な目的。今回は「かぞブランド」に認定されているキュウリを学習し、楽しんだ。
収穫体験は同市と同校の連携事業の一環。田島祥之さん(47)・充さん(40)兄弟のキュウリ栽培施設では、500坪(1650平方㍍)の施設ハウスの広大さに圧倒された様子。田島さん方では3カ所に施設ハウスがあり、合わせると約1700坪(5610平方㍍)でキュウリを栽培している。ハウス内の温度は28度に保たれていた。
祥之さんは「キュウリの苗は、カボチャの苗と接ぎ木する。上がキュウリ、根がある下がカボチャ」と説明した。
また、「苗を植えた後、1カ月くらいでキュウリが収穫できる。1本の苗からは200本くらい収穫できる」と教えた。
生徒たちは、大きく実ったキュウリを1人5本ずつ収穫した。大崎莉里(ちさと)さん(15)は「塩をつけてサラダで食べたい」と笑顏。鈴木心陽(みはる)さん(16)は「私はみそをつけて丸かじりしたい」と話していた。
収穫したては当然ながら鮮度が抜群。祥之さんは「採ったキュウリはその日に食べるのが最高においしい。帰ったらすぐに食べてね」とアドバイスした。
歓談では、型を使った独特のキュウリ栽培の実践例も紹介した。切り口がハート形や星形になったキュウリを見せた。ジャンケンで勝った10人にプレゼントした。
=埼玉新聞2024年2月1日付11面掲載=
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