進修館高校のクリスマスツリーワークショップに取り組む親子連れ
県内の専門高校の魅力をPRする「埼玉フェア」が熊谷市のイオン熊谷店と越谷市のイオンレイクタウンで開かれた 。熊谷店では北部地域の高校8校が集結。県立熊谷農業高校、熊谷商業高校、熊谷工業高校、児玉高校、進修館高校、秩父農工科学高校、深谷商業高校、皆野高校が各校ならではの魅力を披露した。
熊谷農業高のオリジナル商品「くまのうあいす」と熊谷商業高の「どらやき」はファンがまとめ買いするなどし、午前中で完売した。進修館高校電気システム科は、レーザー加工機を駆使した高さ10㌢ほどの「LED木製クリスマスツリー」作りの体験が大盛況。田辺紡規さん(10)は、「ツリーの色を考えながら作るのが楽しい」と配線など細かい作業に熱中していた。
秩父農工科高は「毛糸でサンタをつくろう」 のワークショップを実施。3年生の柴﨑涼香さん(18)は、小学生に帽子を作る工程を丁寧に教えていた。また、熊谷農業高の「生クリームでバター作り体験」 で指導に当たった鈴木美保教諭(43)は、「食品をさまざまな形に変化させることができる面白さを味わってもらった」と話した。
11月11日に行われる県産業教育フェアを企画運営する生徒実行委員が、「専門高校○×クイズ」を行い、それぞれの学校の特色を生かした問題に参加者親子は盛り上がっていた。皆川彩瑛さん(9)は、「優しいお姉さんたちのクイズが楽しかった」とにっこり。県産業教育担当の中阪裕明さんは、「イオンと連携協定を結び、多くの親子連れにPRできた 」と話していた。
イオンレイクタウンでは、浦和商業高校、越谷総合技術高校、杉戸農業高校、三郷工業技術高校の4校が参加した。
=埼玉新聞2023年9月20日付け13面掲載=
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