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特殊詐欺被害防止に向けて金融機関に地元高校生書ののぼり旗

「特殊詐欺被害防止のぼり旗」に協力した4校の書道部員=本庄警察署

 

 本庄署(高橋和十四署長)は、地元の高校生と連携して特殊詐欺被害を防止するのぼり旗を製作し、管内24金融機関に配布した。
 同署によると、管内における特殊詐欺の発生件数は昨年13件、被害総額は約4888万円だった。今年は9月15日現在、すでに15件が発生、被害総額約3765万円とともに増加が見込まれている。そこで被害の多くを占める高齢者の孫と同じ世代ぐらいの高校生の協力を得て、のぼり旗を作った。
 協力した高校は管内4高校(本庄高校本庄第一高校本庄東高校早稲田大学本庄高等学院)の書道部。各学校がメッセージを考え、計413点が提案された。その中から各校2点ずつの計8点を選び、各校書道部員が文字を書いた。
 県立本庄高校は、1年生8クラスが5人ずつの班になり、メッセージを考えたという。「その電話お金の話?詐欺かもよ」と「『還付金!ATМまで!』それは詐欺」が作品になった。書道部2年生で部長の町田詩季さんと副部長の香川竜一さんが揮毫(きごう)した。2人は「これを見て詐欺の件数が減ってほしい」「きれいな旗になって安心した。詐欺が少なくなってほしい」とのぼり旗に願いを託していた。

 

=埼玉新聞2023年9月22日付け9面掲載=

 

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