県代表2校 選抜狙う
来春の第99回選抜高校野球大会出場校の選考材料となる第79回秋季関東高校野球大会は17日、群馬県の上毛新聞敷島球場と高崎城南球場で開幕し、関東7県の代表15校が頂点を争う。
埼玉からは西武台(2年ぶり6度目)と山村学園(4年ぶり2度目)が出場。秋季県大会で初優勝を飾った西武台は18日の1回戦で横浜(神奈川2位)と対戦。準優勝の山村学園は17日の1回戦で山梨学院(山梨1位)とぶつかる。
西武台は初出場した1988年以来39年ぶり2度目、山村学園は初の選抜大会出場を目指す。各都県を勝ち抜いた関東の強豪校に挑む両校の戦力を分析した。
西武台
信頼の左右二枚看板

抜群の安定感があり、県大会決勝で自己最速の150㌔を計測した西武台の戸田
西武台は1回戦を全国屈指の名門校・横浜と争う。横浜の武器は2年生ながら高校日本代表に選出されたエース小林を擁する投手陣。西武台も深見、戸田の二枚看板は信頼が厚く、投手戦に持ち込んで勝機を探りたい。
身長190㌢左腕の深見は角度のある直球が魅力。県大会では昌平、花咲徳栄など強敵相手の先発マウンドが多かったが、防御率2点台と好投。最速150㌔右腕の戸田は5試合16回?を投げ1失点、18奪三振と圧倒的な投球を見せた。
チーム打率3割9分7厘の打線は打ち出すと止まらない。上位打線の高田、中田、粟飯原だけでなく下位打線の岡戸、追木も打率4割超え。中軸の後を打つ岡戸は10打点と勝負強い。打順に関係なく計20犠打飛と手堅さも兼ね備え、効率よく得点を重ねる。
とにかく2勝
西武台・河野創太監督の話
目標はとにかく2勝。勝てば勝つだけ成長できる。いかに短期決戦で勝つかを念頭に置いて、実戦感覚を空けずに向かう。
守りから流れを
西武台・竹花慎之佑主将の話
相手がどこであろうと、できることは変わらない。守りから流れをつかむ。関東がゴールではなく、選抜出場を目指している。
山村学園
強力な中軸が得点源

身長192㌢、体重95㌔の恵まれた体格を生かして打球を飛ばす山村学園の松本
山村学園は1回戦で昨秋の関東王者・山梨学院との「山学対決」に挑む。6年連続出場中の山梨学院は、小技や足を絡めた細かい野球を得意とする手ごわい相手。山村学園は安定感のある投手陣で失点を防ぎつつ、長距離砲が並ぶ強力打線が得点を挙げたい。
身長192㌢の大型打者松本、県大会2ホーマーの渡辺、チームトップタイの8打点を挙げた飯岡が並ぶ中軸が得点源。打率5割のリードオフマン斉藤や、2人で計11犠打を重ねた山田、清遠らつなぎ役がチャンスをつくりだす。
投手陣はチーム防御率1・40と盤石。6試合で計9四死球と崩れない。最速140㌔の直球と3種の変化球をコースに投げ分けるエース島本、浦和学院を5回無失点に抑えた左腕上田を中心に試合をつくる。
前向きに楽しむ
山村学園・岡野泰祟監督の話
強豪しかいないがチャンスはある。2位で行く意味が絶対にある。自分たちから崩れることなく、前向きに楽しんでやりたい。
100%の状態で
山村学園・斉藤永大主将の話
(県大会)決勝でのミスの多さを改善して、100%の状態で入れるように。ベスト4目指して、自分たちの野球をする。
=埼玉新聞2026年10月16日付け7面掲載=
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