3年ぶり「幸せです」
和やかな雰囲気の茶会。奥に席主の野口久栄子さん=川口市の錫杖寺
川口市本町の錫杖寺で、川口茶道会主催の「秋の茶会」が開かれた。表千家、裏千家、江戸千家の3流派の250人が参加した。錫杖寺は日光御成道の川口本町宿にあり、徳川将軍が日光社参の途中で休憩した古刹(さつ)。
茶会は、コロナ禍でこれまで2年間も中止となっていたもので、再会を楽しみに晴れ着を着込んだ老若男女が参加。会場は明るい雰囲気で盛り上がった。
江戸千家の間では看護師の野口久栄子さん(74)が席主を務め、孫の大宮開成高校1年生の伊藤優花さん(16)が赤い晴れ着姿でお釜の前でお点前を務めた。客席には整形外科医の哲夫さん(76)も。
野口夫妻は「3年ぶり。大勢来ていただいてありがたい」と話した。会場にはさいたま市の原山中の同級生で、元県警幹部の佐藤友美さん(74)夫妻の姿もあり、互いの健康を喜び合っていた。
江戸千家埼玉支部の支部長の塚田静江さん(92)は「お天気も良くて秋晴れ。気分も爽快。茶会ができて幸せ」と元気いっぱいだった。
=埼玉新聞2022年11月2日付け10面掲載=
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