3位決定戦は深谷快勝
9日、熊谷ラグビー場で決勝と3位決定戦を行い、昌平が決勝で県新人大会王者の熊谷工を22―0で下し、2大会ぶり(3年ぶり)2度目の栄冠に輝いた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、関東大会と県予選が中止となった。
昌平は前半15分にPGで先制すると終了間際にフランカー田中が右中間にトライ(ゴール成功)を決めて追加点。後半も2トライを奪って突き放し、熊谷工を無失点に封じた。
3位決定戦は、深谷が68―5で川越東に快勝した。上位4校が関東高校大会(6月・千葉)に出場する。
▽決勝
昌平 熊谷工
22(10―0)(12―0)0
決勝 熊谷工―昌平 後半24分、昌平のCTB笠井(中央)がトライを奪う
対策奏功して雪辱
県新人大会決勝と同じ顔合わせの決勝は、地力の差を見せた昌平に軍配。御代田監督は「選手、スタッフが熊谷工を徹底的に分析してくれたおかげだ」とたたえた。
前回の決勝では序盤に主導権を握られ、無得点で敗れた。雪辱を果たすため準決勝後、選手とスタッフが一丸となって熊谷工対策を講じた。「ラインアウトからの1次攻撃に注意した」と主将のFB北川。その成果を遺憾なく発揮した。
前半からFW陣が鋭いタックルを見舞って攻撃の芽を摘むと、相手ボールラインアウトではモールをつくらせないようにしつこく絡み、モールになったとしても前進を徹底して阻んだ。
粘り強く守ると、3―0の終了間際にフランカー田中のトライで追加点。後半は持ち味の展開ラグビーを披露し、同24分にCTB笠井が「前が空いていたから抜け出せた」とトライし、試合直前にもWTB平塚が「FWが頑張ったのでバックスも攻めなければ」とダメ押しトライを奪った。
県王者として、関東高校大会に臨む。北川は「強豪校ばかりだが、自分たちの力をぶつけたい」と気持ちを入れ直した。
=埼玉新聞 5月10日付け7面掲載=
サイト内の
昌平高校の基本情報は→こちら
カテゴリー
よく読まれている記事