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難民の子へ服の回収をー早稲田大学本庄高等学院

早大本庄高生 本庄西小で呼びかけ

 本庄市栗崎の早稲田大学本庄高等学院の生徒有志20人が、着られなくなった服を回収し、必要としている世界の難民の子どもたちに服を届ける活動をしている。生徒が市立本庄西小学校を訪れ、6年生53人に協力を呼びかけた。

児童に服の回収を呼びかける高校生=本庄市立本庄西小学校

 

 服の回収は、衣料を販売するユニクロやGUを展開するファーストリテイリングと国連高等難民弁務官(UNHCR)が取り組む「〝届けよう 服のチカラ〟プロジェクト」で、同学院が推進校に指定されて実施。今年は全国で745校、県内で28校の小中高校が行っているという。
 本庄市内では本庄西小学校など4小学校と同学院、市役所などに10月末まで、生徒手作りの回収箱を設置。サイズは赤ちゃんから160㌢までで、戦争などを連想してしまうような迷彩柄や武器、ドクロなどの柄があるものは受け付けない。冬服も回収する。
 6年生に出前授業をしたのは3年生の森美優(みひろ)さんと小池舞さん。2人は「難民って聞いたことありますか」と問いかけ、「難民は戦争や紛争で住んでいた国を逃れた人のことをいい、世界には8千240万以上いて、その半数が子どもです」と説明していた。
 森さんは「家にあるものを持ってきてほしい。少しの行動が難民の力になります」と話していた。

 

=埼玉新聞2022年9月23日付け11面掲載=

 

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