鴻巣で県高校生ロボコン

進修館　キャリア部門優勝

　第２３回埼玉県高校生ロボットコンテストと第３２回全国産業教育フェア埼玉県工業高校生アイデアロボットコンテスト（テレビ埼玉など主催）が２９日、鴻巣市糠田の関東工業自動車大学校で開かれた。

高度な技術と的確な操作でキャリアロボット部門で優勝した進修館高校の選手＝２９日午後、鴻巣市糠田の関東工業自動車大学校

　コンテストは５部門で行われ、８校４８チームが参加した。キャリアロボット部門では進修館高校の「ＳＬＡＭＪｕｎｋ」チームが５年連続１０回目の優勝を飾り、１０月に青森県で行われる全国大会への切符を手にした。
　今年の課題はリンゴの出荷作業をイメージしたもので、選手は台に載ったピンポン玉を、段差をクリアしながら慎重に運んでいた。同校情報メディア科の小山光教諭は「午前中は焦りがあったが、昼休みにみんなで声をかけ合って楽しんでこいと送り出した。午後はパーフェクトの出来だった」と生徒たちを褒め上げた。キャプテンの吉田宗真さん（１７）は「絶対優勝しようと臨んだ。午後は会場の雰囲気にも慣れて練習通りの操作ができた。細かい点を調整して、全国大会でも上位を目指したい」と笑顔で話していた。

　各部門の優勝チームは次の通り。
　キャリアロボット部門　進修館高校「ＳＬＡＭＪｕｎｋ」▽ライントレース部門　狭山工業高校「いくら」▽ロボット相撲自立型部門　三郷工業技術高校「りんちゅー」▽同ラジコン型部門　越谷総合技術高校「越双鬼―鳳」▽ロボットアメリカンフットボール部門　越谷総合技術高校「越総―黒」

＝埼玉新聞２０２２年８月３０日付け１４面掲載＝