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鹿児島国体 陸上 第4日 結果

陸上少女共通走り高跳び 高橋(埼玉栄高)自己ベストV

(白波スタジアム)

陸上 少年女子共通走り高跳び 1㍍77を記録して優勝した埼玉の高橋=鹿児島市白波スタジアム

 

有言実行 壁越える

 桜島を望む青空の下、全国高校総体(インターハイ)女王らしく堂々の跳躍を見せた。少年女子共通走り高跳びは、埼玉の高橋(埼玉栄高)が1㍍77の自己ベストで優勝。「77を跳べないと優勝できないから、最低限の目標はクリアした」とほほ笑んだ。
 9月の県新人大会後、国体に向けて強い思いがあった。「インターハイで対戦できなかった(昨年インターハイ優勝の)森崎さん(東京)が出場するので本当の日本一が決まる。自己ベスト(1㍍76)を更新することを目指す」と宣言。まさに、有言実行を果たした。
 1㍍60から挑戦し、1㍍74まで難なく成功。森崎と一騎打ちになった1㍍77は、助走でスピードを抑えてしまい1、2本目を失敗した。修正を図った3本目では、「落としたかなと思ったけど、下半身がふわっと浮いて、まじかと思った」とバーを揺らすことなく日本一を決めた。
 だが、本人は今回の記録に甘んじていない。8月の日韓中ジュニア大会で初めて日本代表として戦ったことで意識が高まった。「日本の女子高跳びのレベルが上がっているから80が戦えるラインかなと思っている。まだまだ、駄目だなと感じる」と気持ちの強さはさらなる飛躍が期待できる。「高校2年生で80を跳ぶことに価値があるから楽しみたい」と、今季最後の跳躍となる関東新人大会に挑む。

 

ぶっつけ本番 入賞ひと安心
成女走り幅跳び7位 嶺村(聖望学園高出)

 成年女子走り幅跳びは、埼玉の嶺村(聖望学園高出)が5㍍82で7位に入った。「3月にけがしてから、ぶっつけ本番で大会に出ているから、入賞できたことにほっとしている」と振り返った。今大会は1本目でファールをしないことを心がけ、5㍍82を記録した。「来年の後半に練習を積めるぐらいまでにしたい」とまずは治療に専念するつもりだ。

 

今季ラストに 「悔いが残る」
少男Aハンマー投げ 榊原(進修館高)7位

 少年男子Aハンマー投げは、埼玉の榊原(進修館高)が7位に入賞した。「インターハイが終わってから国体まで気持ちを持っていくのに時間がかかった。結果がとても悔いが残る」と全国高校総体では60㍍83で4位だっただけに、今大会記録した55㍍32に納得した様子はなかった。今回が公式戦最後となり、来年からは大学に進学予定。「この悔しさを忘れない」と語った。

 

 

=埼玉新聞2023年10月17日付け19面掲載=

 

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