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県スポーツ賞授賞式 2団体に栄光旗

 県スポーツ協会と県が優秀な成績を収めた県ゆかりの団体や選手、スポーツの振興と発展に寄与した体育関係者らを表彰する2024年度の県スポーツ賞授与式が9日、さいたま市中央区のTHE MARK GRAND HOTEL(旧ラフレさいたま)で行われ、38団体748人に各賞が贈られた。
 特に優秀な成績を残した団体・選手を表彰する栄光旗は埼玉栄高柔道部と、ソフトボールの戸田中央メディックス埼玉の2団体に贈られた。ダブル受賞は1995年度の表彰以来、29年ぶり。
 埼玉栄高柔道部は昨年3月の第46回全国高校柔道選手権大会と同8月の全国高校総体で、ともに男子団体戦で初優勝。戸田中央メディックス埼玉は皇后盃第76回全日本総合女子選手権で初の頂点に立った。
 栄光旗に準ずる成果を上げた団体や個人に贈られる栄光楯には3団体と個人7人を選出。昨年12月の全国中学駅伝男子の部で初優勝した鶴ケ島藤中駅伝部をはじめ、同11月に行われた2024世界形柔道選手権大会U23(23歳以下)柔の形で優勝した茂木琳華(日本無線硝子)=川口市立高出、川原輝子(東学大)=埼玉栄高出=らが受賞した。
 また1月に開催されたテニスの全豪オープンジュニア女子シングルスで日本勢として同種目初制覇を遂げた園部八奏(N高)=さいたま市出身=や、障害者スポーツ・陸上の酒井園実(アイエスエフネット)=久喜市出身=も選ばれた。
 授与式では、大野元裕県スポーツ協会会長のあいさつに続き、功労賞、優秀選手賞、栄光賞、会長特別賞、奨励賞の代表者に賞状などが手渡された。そのほか、感謝状を10団体、5人に贈呈。野口記念体育賞と押田体育賞の表彰も行われた。

 

栄光賞の受賞者と功労賞などの各賞代表者たち=9日午後、さいたま市中央区

 

ひたむきに努力結実

 栄えある栄光旗を手にした埼玉栄高柔道部の川原監督は「感無量。努力が必ず結果に結びつくとは限らない世界で子どもたちの頑張りが実って、本当に周りの方々のおかげ」と感謝を口にした。
 全国高校選手権、全国高校総体に加え金鷲旗と団体で3冠を達成したチームは「子どもたちが一緒に3冠を取ろう、日本一になろうと目標を立ててやってきた代」と川原監督。個人で高校総体2冠の平野前主将を中心に柔道に真っすぐに向き合う姿勢が印象的な代だった。
 19、20日には今季の全国高校選手権が迫る。昨季、団体戦メンバーとして先輩と共に戦った2年の渡辺主将は「2連覇という新しい目標の一歩目として確実に優勝して、そのあとにつなげたい」。全国3冠の誇りと伝統を胸に新チームを引っ張っていくつもりだ。

 

=埼玉新聞2025年3月11日付け10面掲載=

 

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