2026年5月1日配信
県内トップ切り、説明会開催
質の高い授業がもたらす進学実績に注目

4月18日、浦和第一女子高等学校で、令和8年度第1回教育関係者対象学校説明会が開催されました。
県内の高校では、新年度として最も早い時期の説明会となり、多くの教育関係者が参加しました。学校の教育方針や特色、進学実績などが紹介され、今年度の高校選びを考えるうえで注目される内容となりました。
◆塾との連携と新入試制度への考え方
はじめに、山﨑正義校長があいさつしました。校長は、学習塾が学校説明会で得た情報を生徒や保護者との面談で活用していることに触れ、学校と塾が連携する機会は非常に有益だと述べました。実際に入学生へ進学理由を尋ねると、「塾の先生に勧められた」と答える生徒も多く、進路指導における学習塾の役割の大きさを示しました。
また、現在の中学3年生から始まる新しい高校入試制度についても説明がありました。制度変更はあるものの、「学力向上のために努力して勉強し、高校へ進学する」という本質は変わらないと強調。新たに全ての高校で導入される面接については、単なる自己PRの場ではなく、受験生一人ひとりが自分自身と向き合い、「自分は何者か」「なぜこの学校で学びたいのか」「将来何を実現したいのか」を見つめ直す機会と説明。学びへの意欲向上にもつながると語りました。
◆「日本一忙しい女子校」、充実した学校生活が育む成長
続いて、原中祐明教頭が学校概要を説明しました。同校には県内の広い地域から生徒が集まり、多様な出会いがあることが特色です。さらに、高い志を持ち、社会に貢献できる人材の育成、魅力あるリーダーの育成、女子校ならではの環境が強みとして紹介されました。
同校は「日本一忙しい女子校」とも言われますが、その意味は“忙しい=充実している”ということです。教育活動は「コア」と「オプション」の2本柱で構成されています。
コアとなる授業では、授業時間を十分に確保し、大学受験を見据えた学びを展開。「受験は団体戦」「第一志望は譲らない」という雰囲気の中、生徒一人一人の進路実現を支えています。
一方、オプションでは、朝や放課後、長期休業中の講座、自習環境の整備、多彩な部活動などを通じて人間力を育成。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)や探究活動、グローバル教育、地域連携活動なども盛んで、生徒の主体性や社会性を伸ばしています。
◆「行ける大学」ではなく「行きたい大学」へ、高い進学実績と授業の質
令和8年度の大学合格実績については、国公立大学や医学部の現役合格者数が129人でした。過去10年間、高水準を維持しながら伸びていることが紹介されました。上位私立大学にも延べ1018人が合格。「行ける大学」ではなく「行きたい大学」を目指す進路指導が成果につながっているといいます。単に受験校数を増やすのではなく、生徒自身が「どこで学びたいか」「どのような人間になりたいか」を深く考え、自分らしい進路を選べるよう支援している点が印象的でした。

説明会後には授業見学も行われました。英語では教師の説明を聞く場面と生徒同士で対話する場面の切り替えが明確で、メリハリのある授業が展開されていました。数学ではテンポよく進む授業に生徒たちがしっかり対応している姿が印象的でした。日々の高い学習水準がうかがえる時間となりました。
次回は6月13日に受験生向け学校説明会と授業公開が予定されています。進学先を考える中学生や保護者は、実際に足を運び、浦和第一女子高校の活気ある雰囲気を体感してみてはいかがでしょうか。(文 山本直登)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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学校の特徴~学校からのメッセージ2025~
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