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さいたまで県NIE総会 実践指定校に20校

「教員指導力も向上」

日本新聞協会NIEコーディネーターの関口修司さんが記念講演し、「NIEは学力だけでなく教員の指導力も上がる」と指摘した=11日午後、さいたま市浦和区の埼玉大学教育学部付属教育実践総合センター

 

 教育での新聞活用を進めている埼玉県NIE推進協議会(会長・戸部秀之埼玉大学教育学部長)の2025年度定期総会が11日、さいたま市浦和区の埼玉大学教育学部付属教育実践総合センターで開かれた。記念講演した元小学校長で、日本新聞協会NIEコーディネーターの関口修司さんは、「新聞を使えば子どもの学力が上がると確信しているが、教員の指導力も向上する」と述べた。
 総会では本年度の事業計画などを確認。実践指定校に加須市立北川辺西小学校など10校の新規校を含め、計20校を決定した。関口さんは、「新聞の面白さと重要性を伝える」のテーマで、国の学力テストの分析や日本新聞協会が実施したアンケートなどのデータを示しつつ講演。教員からは「世の中と結び付けた授業ができる」「日常的に新聞を読むようになった」という声が寄せられたという。
 総会には、推進協を構成する新聞・通信各社の代表者やアドバイザー、実践指定校の担当教諭らが参加。県教委とさいたま市教委から来賓を招いた。続いて行われたオリエンテーションでNIEの意義を話した顧問の赤池幹さんは「正答のない迷路を歩くのがNIE。子どもと一緒に授業をつくるつもりで取り組んでほしい」と語った。
 実践指定校には新聞8紙が一定期間、無償提供され、授業などで実践に取り組む。総会後、アドバイザーの教師らによる説明会も実施した。

 25年度新規実践指定校は次の通り。
【新規校】(10校)
 加須市立北川辺西小学校、八潮市立中川小学校、鴻巣市立下忍小学校、行田市立泉小学校、さいたま市立和土小学校、同市立城南中学校、県立伊奈学園中学校、浦和明の星女子中学高校、埼玉栄中学・高校県立和光国際高校
【継続校】(10校)
 埼玉大学教育学部付属小学校、鴻巣市立田間宮小学校、三郷市立早稲田中学校、行田市立忍中学校、川越市立砂中学校、熊谷市立三尻中学校、上尾市立上尾中学校、さいたま市立大原中学校、同市立浦和南高校東京成徳大学深谷高校

 

=埼玉新聞2025年6月12日付け14面掲載=

 

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