男子個人戦 浦和・内藤さんが優勝
団体戦で優勝した春日部(後列左から横山さん、橋本さん、小山さん)と滑川総合(前列左から長島さん、佐藤さん、石川さん)=14日午後、大宮高
第49回全国高校囲碁選手権埼玉県大会の団体戦が14日に大宮高で、個人戦が15日に浦和高で行われた。男子団体戦は、春日部(横山蒼大さん、橋本航太さん、小山稜太さん)が2年連続9度目の優勝を遂げた。女子は滑川総合(長島瑠璃さん、佐藤玖美さん、石川紗希さん)が優勝し、いずれも8月4日から東京の日本棋院で行われる全国大会への出場を決めた。個人戦の県代表は男女各2人。男子は内藤陸斗さん(浦和1年)が優勝、準優勝の渡辺彩登さん(大宮2年)とともに代表を決めた。参加者2人の女子は、昨年全国ベスト8の佐藤美空さん(塙保己一学園2年)が、沢田梛子さん(栄東3年)を破って優勝した。
男子個人戦で代表を決めた優勝の内藤さん(左)と準優勝の渡辺さん=15日午後、浦和高
女子個人戦で代表を決めた優勝の佐藤さん(右)と準優勝の沢田さん=15日午前、浦和高
男子団体戦には4校が参加した。総当たりリーグ戦で3局打ち、春日部が全勝で優勝した。浦和(内藤陸斗主将)が準優勝、大宮(渡辺彩登主将)が3位。春日部の主将横山さんは「今日は自分が2敗してしまったが、仲間に助けられた。全国大会では自分も勝って、春の選抜大会の4位を超えたい。強い新メンバーも加わったので優勝を目指したい」と語った。女子の参加は1校のみ。
男子個人戦には8人が参加した。変則リーグ戦で4局打って順位はスイス方式の得点で決めた。2連勝同士の岩崎晴都さん(塙保己一学園2年)との対戦となった3回戦で勝利した内藤さんがその時点で優勝を決めた。1年の内藤さんは今春のジュニア本因坊戦全国大会の優勝者。春の全国選抜大会優勝の渡辺さんは2回戦で岩崎さんに敗れ、全国優勝者があわや県予選で敗退かというピンチに陥ったが、最終戦で全勝の内藤さんを破り、わずかに望みをつないだ。
2勝1敗同士の岩崎さんと、昨年代表の横山蒼大さん(春日部2年)との最終戦で横山さんが勝ったため、得点で際どく横山さんを上回った。この接戦は今年の埼玉の高校生のレベルの高さの証しでもある。優勝した内藤さんは「全国大会では県予選で敗退した人の分まで頑張り、埼玉代表として優勝を目指したい」と抱負を語った。
個人戦と並行して中学・高校段級位認定大会も行われ、14人が参加した。棋力別に2組に分かれ、ハンデ戦で4局打って成績優秀者を決めた。
=埼玉新聞2025年6月17日付け14面掲載=
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