川口工 延長制し進出
浦和、2年連続県大会へ
(12、13日・越谷市民ほか)
東西南北の4地区で1回戦17試合と代表決定戦9試合が行われた。南部B組は川口工が蕨との接戦を延長十回タイブレークの末、10―9で制した。同C組は浦和が浦和北に7―0でコールド勝ちし、県大会出場を決めた。
東部H組の春日部、西部K組の聖望学園がコールドで初戦を突破。北部E組の熊谷西は栄北に3―1で競り勝ち、それぞれ代表決定戦に駒を進めた。
4番が勝ち越し打

南部 川口工―蕨 8回表川口工2死一、二塁、佐竹が中前に勝ち越しの適時打を放つ=12日、アイ・スタ浦和
川口工が延長十回タイブレークで蕨を下し、3年連続で春季県大会の切符をつかんだ。2024年春から5季連続の県大会となるが、天内監督は「一戦必勝でやるだけ」と表情を崩さず、気を引き締めた。
試合を決めたのは4番佐竹のバットだった。同点の八回とタイブレークの延長十回に勝ち越しの適時打を放った。佐竹は「バッティングでチームを引っ張って勝たせたい」と、まずは昨春の県16強越えに照準を定め、挑戦する決意を言葉に込めた。
積極的な走塁光る

南部 浦和―浦和北 6回裏浦和1死満塁、渡辺雄が左前に2点適時打を放つ。捕手木部
浦和がコールドで浦和北を退け、2年連続で春季県大会進出を決めた。四回1死一、二塁の場面では走者が投球と同時にスタート。遊ゴロの間に二塁走者の佐藤が一気に本塁を陥れるなど、積極的な走塁が光った。丸中監督は「いい走塁で点をもぎ取ってくれてよかった」とたたえた。
打線は9安打を放ち、上々の仕上がりを見せた。2安打2打点の3番指名打者の渡辺雄は「低い打球で内野を抜くことを徹底している」と、取り組みの成果が結果で表れたことを喜んだ。
山村国際 県大会へ
坂戸、開智未来なども
(14日・所沢航空ほか)
東西南北の4地区で代表決定戦の16試合が行われた。西部A組の坂戸はわせがく夢育を40―0の五回コールドで下して3年連続、同D組の山村国際は川越南を8―5で振り切って2年ぶりの県大会出場を決めた。
東部D組の開智未来は鷲宮に4―3で逆転サヨナラ勝ち。南部の川口市立、西武台、細田学園はそれぞれ大差で勝利した。北部C組の本庄は伊奈学園との接戦を6―5で制した。
鍛錬結実 要所で光る

西部 山村国際―川越南 3回表山村国際2死一、二塁、金子が右中間に2点適時二塁打を放つ。捕手栗原=所沢航空
山村国際が勝負どころで堅守を発揮した。七回の守備で1死一、三塁から一塁へのけん制球で飛び出したそれぞれの走者を挟殺プレーなどでアウトに。八回も併殺で切り抜け、相手の反撃ムードを断った。石井監督は「練習通り。あのプレーは大きかった」とうなずいた。
打線も好機を逃さず8得点。三回に適時二塁打を放つなど2安打2打点の5番金子は「長打が打ちたくて、冬場に取り組んできた。成果が出てほっとした。一戦必勝、優勝を目指す」と目標を掲げた。
守りから理想の展開
坂戸が毎回得点でわせがく夢育に大勝し、県大会の出場を決めた。宮川監督は「守りからリズムをつくって攻撃につなげようと話していた。うまくできた」と理想とする試合運びを演じた。田口、河村の本塁打を含め放った長打は15本。打力に加え、隙を突いた走塁が光った。
春の県大会出場は3年連続で、県大会への進出は23年秋から途切れていない。指揮官は「県大会出場校はみんな力がある。粘り強い野球ができれば」と自分たちの野球を貫く構えだ。
正智深谷 県大会へ
東農大三は2年ぶり
(15日・UD上尾ほか)
東、西、北の3地区で代表決定戦計12試合を行い、東と北での代表校が出そろった。北部G組は正智深谷が滑川総合を8―1の七回コールドで破り、6大会連続の県大会進出。同H組は東農大三が桶川に20―0の五回コールドで大勝し、2年ぶりに地区大会を突破した。
東部は獨協埼玉が宮代に3―1で逆転勝利したほか、昌平、春日部、春日部工が代表決定戦を制した。西部は星野が狭山ケ丘に4―1で競り勝ち、そのほか山村学園、市川越、富士見が県大会出場を決めた。
打力強化 雪辱果たす

北部 滑川総合―正智深谷 1回裏正智深谷2死二塁、関河が左越えにフェンス直撃の適時三塁打を放ち、同点。捕手柴崎=15日、UD上尾
投打に盤石だった正智深谷が滑川総合を下し、6大会連続の県大会進出を決めた。強力な上位打線を中心に得点を重ね、公式戦初登板の先発橋本をもり立てた。橋本は「味方の援護もあって気持ちが楽になった」と6回1失点の好投で応えた。
昨夏の新人戦では滑川総合に3―4で敗戦。田中監督は「もう悔しくて悔しくて、めっちゃ練習した」と、練習時間の大半を打力の強化に充てた。2本の長打を放った4番関河は「成長している実感がある」と誇らしげだった。
初アーチが満塁弾

北部 東農大三―桶川 5回表東農大三2死満塁、樋口(右から2人目)が右越え本塁打を放ち、仲間から祝福される
東農大三は19安打20得点と圧倒的な打力を示した。3点リードの四回に5点、五回に11点を追加するビッグイニングを築いた。高広監督は「秋から試合運びを見直してやってきた。簡単にアウトにならない攻撃ができた」とうなずいた。
五回には8番樋口に満塁本塁打が飛び出した。樋口は昨秋4番を担っていたが、不調から下位打線に落ちていた。「この一発で調子がどんどん右肩上がりになるように願っている」と、自身公式戦初の本塁打を追い風に復調を期した。
飯能10年ぶり県大会出場
(16日・飯能市民)
西部の代表決定戦3試合を行い、全地区の日程が終了した。J組は飯能が埼玉平成に11―8で勝利し、10年ぶりに県大会進出。川越東は入間向陽に16―6で、聖望学園は坂戸西に10―2でともにコールド勝ちを収めた。
県大会は地区大会を勝ち抜いた計40校に昨秋の8強を合わせた48校で争う。組み合わせ抽選会は20日に行われ、23日に開幕する。
県大会出場校一覧
【昨秋県大会ベスト8】
花咲徳栄、浦和学院、上尾、浦和麗明、熊谷商、大宮東、秀明英光、春日部共栄
【東部】
越ケ谷、久喜北陽、不動岡、開智未来、叡明、昌平、獨協埼玉、春日部、春日部工
【西部】
坂戸、武蔵越生、西武文理、山村国際、山村学園、富士見、市川越、星野、川越東、飯能、聖望学園
【南部】
浦和実、川口工、浦和、慶応志木、埼玉栄、大宮武蔵野、立教新座、大宮北、市浦和、川口市立、西武台、細田学園
【北部】
松山、本庄第一、本庄、熊谷工、熊谷、早大本庄、正智深谷、東農大三
=埼玉新聞2026年4月14日付け7面、15日付け7面、16日付け7面、17日付け8面掲載=
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