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陸上男子走り高跳び 高校総体V武南高3年・佐生選手が蕨市長に報告

先輩の記録更新へ決意

 今夏、滋賀県で行われた全国高校総体(インターハイ)の陸上男子走り高跳びで優勝した武南高校3年の佐生凛太郎選手(18)が14日、利根川典子校長、陸上部の碓井崇監督と共に蕨市役所を訪れ、頼高英雄市長に大会結果を報告した。佐生選手は「表彰台に乗りたいと思っていたが、優勝できるとは思っていなかったので、びっくりした。1本目から集中して跳べた」と喜びを語り、同校の先輩が持つ県高校記録の更新へ、決意をにじませた。

全国高校総体陸上男子走り高跳びの優勝を、頼高英雄市長に報告した武南高校の佐生凛太郎選手(左)=14日、蕨市役所

 

 インターハイ初出場の佐生選手は、出場選手中唯一、2㍍07をクリアして頂点に立った。1㍍98から始まった試技で2㍍01、04、07を全て1回目で成功させた。「全部1本目で跳べたのが良かった。リラックスしていると高く跳べる」と本番での勝負強さを発揮した。
 昨年はけがに泣いた1年だった。春先の試合で踏み切った際に足首に痛みが走った。痛みから跳べない時期もあったが、この期間に筋力トレーニングに取り組み、体づくりに励んだことが最後の夏に実を結んだ。
 小学6年生の時に、三郷市内の学校対抗大会に出場して走り高跳びに挑戦したことが、競技を始めるきっかけになった佐生選手。今回初めて全国優勝を経験し、「結構な人に敵対視されると思う。追われる立場になるのは初めてなので頑張りたい」と浮かれることなく足元を見つめた。
 次なる照準は、10月に青森県で開催される国民スポーツ大会。「インターハイは順位を意識して跳んだので、国スポでは記録も狙っていきたい」とさらにギアを上げていくつもりだ。自己ベストは2㍍09。武南高の先輩の渡辺高宏さんら2人が保持し、38年間も破られていない県高校記録の2㍍15超えを目標に掲げた。
 頼高市長は「大変な快挙。蕨の学校の生徒が活躍することが一番うれしい。佐生選手には、これからも高い目標を掲げて頑張ってほしい」と言葉をかけた。

 

=埼玉新聞2026年9月18日付け14面掲載=

 

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