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本庄・藤田小児童ら川の生き物調査 早大本庄高等学院生徒が協力

自然の生き物に歓声

 本庄市牧西の市立藤田小学校(髙月陽子校長、全校児童76人)で14日、5、6年生2クラス28人が学校近くを流れる元小山川で生き物調査を行った。救命チョッキや胴長靴を履き、慣れない手つきで手網を持って川の中へ入った児童らは、ミズカマキリやザリガニなど自然の生き物に歓声を上げた。

 

川に入って生き物を探す金沢光さん(中央)や児童=14日、本庄市の元小山川

 

 同校では5月に小山川、10月に元小山川と、年2回の調査を2006年から20年間続けている。開始当初から県魚類研究会代表の金沢光さん(73)と、早大本庄高等学院の河川研究班(半田亨班長)の生徒たちが協力している。
 この日は学院長の半田亨さん(68)が引率し、同学院の生徒16人のほか、同学院の国際交流事業で来日中のタイの高校生10人も参加した。
 児童の先頭に立って川の中を進んでいたのは、13年卒業の坂本愛花さん(24)。現在は群馬県伊勢崎市の東京福祉大学4年生。母校で1カ月の教育実習中だ。「絶対に小学校の先生になる」と言う坂本さん。「よく来てくれた。頼もしい」と、土手の髙月陽子校長(59)はエールを送った。
 坂本さんは教育実習生として5年生を担当。「教師は思ったより大変。でも毎日とっても楽しい。子どもたちから元気をもらってます」。土手で、この活動をずっと指導してきた金沢さんが「俺のこと覚えているかい」と声をかけると、坂本さんは「もちろん。今日は見てアッと思いました」と笑顔を見せた。
 この日の元小山川は増水気味。「水深が90㌢もある。川に入るのは背が大きい子だけだよ」と髙月校長。児童は4、5人ずつの4班に分かれ、それぞれの班で記録係がノートを手に、土手に残った。
 川の中に入った児童は水中をのぞき込みながら、真剣な表情で生き物を探した。この日、捕れたのはオイカワやモツゴ、ドジョウ、カダヤシなど。そのほかにミズカマキリやアメリカザリガニ、アメンボ、ヤゴ、カエルなどの生き物も発見した。
 金沢さんは「ミズカマキリは環境が悪くなるとすぐに飛んで行ってしまう。ミズカマキリがいたのは、環境が悪くないということだね」と話し、「きれいな川を取り戻すにはどうしたらいいのか、水が増えたらどんな影響があるのか次の授業の宿題だ」と児童らに呼びかけた。
 児童らと一緒に川に入ったタイの高校生も、日本の生き物たちに目を輝かせていた。ジョパンさん(17)は「ベリーグッド。楽しかった」。パルさん(17)は「タイもこんな魚がいる。エキサイティング」と活動を楽しそうに振り返った。

 

=埼玉新聞2026年10月17日付け7面掲載=

 

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