サッカーの高円宮杯U―18(18歳以下)プリンスリーグ関東最終節は4日、昌平高などで行われ、全国高校選手権に出場する昌平高は、流通経大柏高セカンド(千葉)を2―1で下し、12勝5分け1敗の勝ち点41で初の栄冠に輝いた。
昌平高は、0―1の前半41分にPKを獲得し、荒井が決めて同点。同43分に長(おさ)のパスに抜け出した小田がゴールを奪い勝ち越した。浦和ユースは鹿島ユースを2―1で破り、7勝2分け9敗の同23で6位、西武台高は三菱養和ユースに0―1で敗れ、3勝5分け10敗の同14で9位となった。
優勝した昌平高は、プレミアリーグ参入戦(9、11日・広島)に出場する。
増した追い付く底力
昌平高―流通経大柏高セカンド 前半3分、決勝点を奪った小田(9)が抜け出してゴールに攻める
昌平高が、最終節で流通経大柏高セカンドに2―1で逆転勝ちし、初の栄冠を獲得した。藤島監督は「優勝したことは一つの自信になった」とほほ笑んだ。
試合の入りに課題を持ったチームは、前半5分に失点。ただ、時間とともにポゼッションを高めると同41分に荒井が同点弾、同43分に相手DFの裏に抜けた小田が、1対1を冷静に決めて勝ち越した。
昨季は連敗が続いて5位で終わったものの、今季は12勝5分け1敗と、勝ち点を落としたのは第3節の東京Vユース戦のみ。主将の津久井は「昨年は、1回負けてから立ち直れなかったけど、今のチームは引きずられることがなかった」と振り返った。2―1で勝利した第16節の浦和ユース戦、2―2で引き分けた第17節の鹿島ユース戦に最終節と、いずれも先制を許してから追い付く力は、試合を重ねるごとに増している。
S1リーグでセカンドチームも頂点に立つなど選手層の厚さを証明。藤島監督は「高いトレーニングレベルで、いいイメージを共有し、誰が出ても遜色ない」と総合力も日々進化を遂げている。
プレミア参入戦に向けて津久井は「後輩に置き土産としてプレミアに上げて、選手権で日本一を取りたい」。まずは、一つ目の土産を勝ち取りに挑戦する。
=埼玉新聞2022年12月5日付け7面掲載=
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