寄居町桜沢の県立寄居城北高校(安藤龍嗣校長)の生徒が、隣の桜沢小学校(富田陽一校長)の児童に算数を教えて交流した。児童は「丁寧に教えてくれたのでスムーズに解けました」と喜んでいた。
寄居城北高校の生徒から算数を教わる桜沢小学校の児童=同小学校
本年度からスタートした異校種連携による学習支援事業。両校共に希望者で、高校は1~3年の16人、小学校は3~6年の16人が参加。3日間実施し、約1時間ずつ行った。
算数は学年に合わせ、少数のかけ算と割り算、分数の足し算や引き算、図形の面積、倍数と公倍数などをドリルやプリントを使って学んだ。高校生は、答え合わせで赤い丸を付けたり、「解いてみようか」と優しく声をかけていた。計算ができると手をたたいて喜ぶ高校生もいた。
保育プランを選択している3年生、矢島彩さんは「どのようにしたら分かりやすいかを考えながら教えてました」、神沢華野(はの)さんも「どの子も性格が違い、その子に合わせた教え方があることを知りました」と話していた。
学習支援は1学期にも行われ、3学期も予定している。
=埼玉新聞2022年12月23日付け9面掲載=
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