愛鳥週間(10~16日)に合わせて、秩父市大野原の県立秩父農工科学高校(服部修校長、生徒数749人)愛鳥部は11日、シジュウカラ用の手作り巣箱100個を同校事務室前でプレゼントした。
手作り巣箱をプレゼントする秩父農工科学高校の愛鳥部員=11日午前9時半、秩父市大野原
野鳥保護に関心を高めてもらおうと、同校では31年前から希望者に巣箱をプレゼントしている。大きさは高さ40㌢、幅と奥行き15㌢、出入り口は直径2・8㌢。材料はスギを使用し、強度を高めたり、腐りにくくするため、火で焼いて仕上げた。
同校へ取りに来られる人が対象で、1人1個限定。手作りの小冊子「愛鳥ミニミニガイド」も贈呈される。希望者は配布開始の午前9時半から続々と集まった。小川町から来た桜井清さん(88)は、5年前から毎年受け取っている。「地域にシジュウカラを呼び込むため、近所の人たちに配っている。今年は来てくれることを期待したい」と話した。
同部3年の柴崎ナナさん(17)は「みんなで一生懸命作ったので、たくさんの方が取りに来てくれてうれしい」と笑顔を見せた。生徒たちは、13日に秩父鉄道秩父駅前で緑の羽根募金も実施する予定。
=埼玉新聞2023年5月13日付け9面掲載=
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