母校の中学校で生徒たちに講演するホンダの小山直城=24日午後、日高市立高麗川中学校
2024年パリ五輪のマラソン男子日本代表に内定している日高市出身の小山直城(ホンダ)=松山高出=が24日、母校の日高市立高麗川小学校と同高麗川中学校を訪問した。午前に小学校、午後に中学校を訪れ、全校集会で児童、生徒にパリ五輪内定の報告や優勝した10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)のエピソードを語った。
中学校では、「一番つらかった大会は何ですか」「練習を継続するために普段心がけていることはありますか」と生徒たちからの質問に対して真摯(しんし)に答えた。中学時代は陸上部に所属しながら生徒会副会長を務めたことを明かした小山は、「中学生活は短くて限りある時間の中で勉強と部活を両立していくことは大切。一日を大切にして学校生活を送ってもらいたい」と後輩たちにエールを送った。
この日は中学3年時の担任だった高野晶久教諭と12年ぶりに再会。高野教諭は「おとなしくて真面目で、こつこつ努力を重ね、表には出さないけど負けん気が強かった。勝負師の顔つきになった」と当時を懐かしむとともに、成長を実感していた。
両校訪問後、取材に応じた小山は「ニューイヤー駅伝で優勝して3月に報告に来てはいるけど、改めていい報告ができたのはよかった。今度は(パリ五輪で)8位に入賞して母校に報告できればいい」とほほ笑んだ。
=埼玉新聞2023年11月25日付け6面掲載=
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本校は、『文武不岐』を建学の精神とし、比企地区の中心的進学校として多くのすぐれた人材を世に輩出してまいりました。普通科に加え、理数科を設置し現在に至っております。また、令和5年度から第3期スーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、科学系人材の育成にも力を入れています。さらに、特進クラス、土曜授業の実施などにより、ハイレベルな希望実現を目指し、生徒の能力を大きく伸ばす指導に取り組んでまいります。
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