熊谷市スポーツ枠２人採用

スポーツタウン推進課に配属された鮫島渓太さん（右）と鈴木桃香さん＝１日午前、熊谷市役所

　熊谷市は１日、スポーツ枠で採用した鮫島渓太さん（３２）と鈴木桃香さん（２６）に市役所で辞令を交付した。市はスポーツで培った知識や経験などの力を市のスポーツ施策の推進などに活用することを目的に２０１５年度から一般事務（スポーツ枠）の職員採用を実施。２人はスポーツタウン推進課に配属された。
　さいたま市出身の鮫島さんは水泳選手。武南高校時代には国体の４００㍍個人メドレーで優勝した実績を持ち、明治大学卒業後、武蔵野銀行で勤務していた。市役所入庁後も競技を続けるという鮫島さんは「スポーツの魅力を発信したい」と意気込んだ。
　加須市出身の鈴木さんは元陸上選手。県立春日部東高校を経て、城西大学時代は全日本大学女子駅伝対校選手権大会で区間賞を獲得し、エディオンでも長距離選手として活躍した。鈴木さんは「長くスポーツを続けた経験を生かしていきたい」と話した。

＝埼玉新聞２０２４年４月２日付け１１面掲載＝