【令和6年度入試】県内公私立高校　学校説明会リポート④ 県立岩槻高校（さいたま市岩槻区）

SNS利用し積極的に情報発信

　7月4日、県立岩槻高校の「塾の先生方対象入試説明会」が行われました。塾対象となっていますが、中学校や高校の先生も参加できたようです。

　岩槻高校は3年後の令和8年度、岩槻北陵高校と統合され「新・岩槻高校」となります。岩槻北陵高校は6年度以降の募集を行わないので今春入学した生徒が卒業すると生徒がいなくなります。一方、岩槻高校は引き続き生徒を募集します。したがって、「新・岩槻高校」は、現在地に「現・岩槻高校」がさらにグレードアップされた形でスタートすることになりそうです。

　昨年度は普通科1.21倍、国際文化科1.15倍と比較的高倍率であったため、今年度はやや敬遠されるのではないかと学校側は心配していました。

　学校の内容が分かりづらいという声に応えて、今年度はホームページのほかインスタグラムやツイッターなども用いて積極的に情報発信しています。

　生徒のおよそ6割が女子です。進路は大学6割、短大・専門学校が4割で就職者（公務員含む）は10人程度です。国際文化科を持つ高校ということもあり英検受検には積極的で毎年準1級合格者が出ています。

　部活動は原則として1年生は全員加入です。昼食は食堂が利用できます。プールはないので水泳の授業はなく、「これも人気の一因かも（笑）」と言っていました。国際交流は盛んで積極的に留学生を受け入れています。

　説明会終了後、校内見学の時間が設けられましたが、ほとんどの先生方が残り、教頭先生の案内で校内を見て回りました。期末考査中ということもあり、職員室付近の廊下では質問したり指導を受けたりする生徒たちで賑わっていました。教室に残って自習する生徒も大勢いました。「テスト中だからではなく、いつもの風景」だと説明されていました。公式Instagramで「いつもの風景」が見られます。　　　　　（文・梅野弘之）

※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします（埼玉新聞社高校受験ナビ編集部）

＝「埼玉新聞社　高校受験ナビ」オリジナル記事＝

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