埼玉新聞社 高校受験ナビ

【令和6年度入試】県内公私立高校 学校説明会リポート⑤ 県立川口北高校(川口市)

自立型でさらなる飛躍をめざす

 

 7月12日、県立川口北高校の「塾の先生方対象入試説明会」が行われました。同校としては初の試みです。

 川口北高校は1974年(昭和49年)創立で今年50周年を迎えました。同時期に開校した学校としては所沢北、越谷南などがあります。

 後述するように大学進学実績も優れていますが、部活動も盛んで、いわゆる文武両道の学校として高い評価を得ています。

 最寄り駅はJR武蔵野線「東浦和駅」です(学校発表で徒歩16分)。さいたま市(旧浦和市)と隣接しているため、生徒の約50%をさいたま市内生が占めています。武蔵野線沿線の越谷市、三郷市・吉川市や朝霞市などから通う生徒も多いといいます。

 今春の大学入試では国公立合格者75人(うち現役68人)と過去最高の結果を残しました。蕨の102人には及びませんが、越谷北の62人や浦和西の53人を上回っています。指定校推薦よりも一般入試に挑む生徒が多いのが特徴だということです。

 好調な進学実績は手厚い進学指導の成果でもありますが、同校が目指す自主自立型の学習が定着してきたことも大きいようです。説明会終了後、授業見学しましたが、ちょうど3年生全クラスで自学自習時間が実施されていました。先生の姿はどこにもありませんでしたが、皆真剣にそれぞれの課題に取り組んでいました。

 他の県立に比べ1年早くタブレットを導入したこともあり授業での活用は進んでいます。先生方の仕事面でのデジタル化も他校に比べ進んでいるとのことです。

 同校は創立50周年を記念し、来春入学生から制服を一新することになりました。男女ともブレザータイプで女子はスラックスも選ぶこともできます。夏服にはポロシャツも導入されます。進学校なので制服が可愛いという理由で選ぶ人は少ないと思いますが、半世紀ぶりの制服一新は話題にはなるでしょう。   (文・梅野弘之)

 

※このシリーズでは、塾の先生方はじめ教育関係者向けに開催された学校説明会についてレポートします(埼玉新聞社高校受験ナビ編集部)

 

=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=

 

 

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川口北高校の基本情報は→こちら

 

学校の特徴 ~学校からのメッセージ~

創立50周年を記念して、令和6年度入学生(第51期生)から制服をリニューアルし、選択制を採用します。川口北高校の伝統・文化、機能性、多様性のバランスを考えたデザインとなります。

新しくなる制服のデザインが発表されました↓

https://kawaguchikita-h.spec.ed.jp/page_20230519052921

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