埼玉新聞社 高校受験ナビ

【全国高校総体】陸上 第2日 結果

女子走り高跳び 高橋(埼玉栄)が初制覇
男子八種競技 緒方(伊奈学園)初頂点

 

雪辱果たし次へ目線

女子走り高跳び決勝 1㍍73を記録し、初優勝した埼玉栄の高橋美月=札幌市厚別公園競技場

 

 北の大地を蹴り上げ高く舞い上がった。埼玉栄の高橋が女子走り高跳びの決勝で1㍍73をマークして初優勝に輝いた。「前回の7位が悔しかったから優勝を狙っていた」とほほ笑んだ。
 気象状況が安定しない中、自らの跳躍を貫き頂点に上り詰めた。雨天で行われた午前の予選とは打って変わり、午後の決勝は日差しが照り付け、気温が上昇した。「すごい難しかったけど(6月の)日本選手権で8位に入った経験が自信になって落ち着いてできた」と動じなかった。
 1㍍64からスタートし、1㍍67まで難なくクリアすると、1㍍70では他の選手たちが跳躍に失敗する中、高橋は1本目で成功。ただ一人1㍍73まで記録を伸ばした。
 中学3年時に全国大会で優勝した自信を胸に、高校1年で臨んだ昨年のインターハイでは7位。「初めて全国大会で負けて、その後も気持ちが入らなかった」。時間がたつにつれて気持ちを切り替え、出身地の岩手では雪が降ってできなかった冬季練習に励んだ。跳躍感覚を体に染み込ませながら基礎体力を強化したことで成長を遂げた。清田監督は「気象が難しい中、まとめたのは成長した証し。まだまだ完成されていない、1㍍80を超える選手」と評価した。
 栄冠を手にしてさらなる目標を目指す高橋は「1㍍76を一発で跳んで79、82もクリアしたい」と、まだまだ飛躍し続ける。

 

「100点満点」の逆転劇

男子八種競技110㍍障害 トータル5642点で優勝した伊奈学園の緒方陽平

 

 2日間にわたって行われた男子八種競技で、伊奈学園の緒方がトータル5642点の自己ベストで初優勝に輝いた。「優勝する自信はあったけど、実際優勝するとうれしい」と白い歯がこぼれた。
 100㍍、走り幅跳び、砲丸投げ、400㍍の第1日を終えた時点で6位につけて折り返した。最終日は、最初の110㍍障害で15秒35を記録し4位に順位を上げた。「初日で3位までにいないと厳しいと思ったけど、いけるかもしれない」と自信がみなぎり、やり投げで46㍍31を記録し2位に。得意の走り高跳びで1位に浮上し、「優勝いける」と自信を確信に変えて1500㍍を完走し、栄冠に輝いた。
 5月の県高校総体で大会新、6月の北関東では大会新に加え県高校記録を樹立するなど、歴史に名を刻み続けた。今年初めに仲間の前で「5600点、県高校記録更新、インターハイ入賞」を掲げ、有言実行してみせた。
 最終日の最終種目が終わったのは、午後8時5分。夜空に光る星に負けないぐらいの笑顔を輝かせた緒方は「百点満点です」と自身をたたえた。

 

=埼玉新聞2023年8月4日付け6面掲載=

 

関連記事

【全国高校総体】陸上 第1日 結果

 

サイト内の

埼玉栄高校の基本情報は→こちら

伊奈学園総合高校の基本情報は→こちら

カテゴリー

よく読まれている記事

最新の記事

TOP