メロンパンを渡して、自転車通学の生徒にヘルメット着用を呼びかける上尾署員=県立桶川高校
春の全国交通安全運動に伴い上尾警察署は15日、県立桶川高校(小林美奈子校長、生徒数839人)で下校時の生徒にヘルメットの着用を呼びかけた。
桶川高校は、生徒の9割が自転車通学者。昨年9月、県内で初めて県警から「自転車ヘルメット着用モデル校」に指定され(現在は5校指定)、自転車の安全運転講習などに力を入れている。
この日は「命を守ろう ヘルメットで」とメロンパンのヘルメットをかぶったウサギが呼びかけるイラストが描かれたメロンパンと反射材など約500個を署員が配り、自転車の安全利用を啓発した。
メロンパンを受け取った2年生の深谷知音さん(16)と石坂翔真さん(16)はしっかりヘルメットを着用。「大型車に追い越される時など怖いし危ない。命を守るためにヘルメットは必要」「まだ着用率が低いので、自転車好きな自分たちから発信していきたい」と力強く語った。
今年4月から自転車利用者のヘルメット着用努力義務が全年齢に拡大。これまでも児童、生徒には条例で努力義務が定められていた。日本自転車競技連盟の理事でもある小林校長は「去年の4、5月は自転車で転んでけがをするなど事故が多数あった。ヘルメット着用を全生徒に浸透させたい」と話した。
=埼玉新聞2023年5月18日付け10面掲載=
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