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五輪ソフト「金」を報告―星野高校

星野高校出身の森さん、我妻選手 後輩にエール

 

 昨年の東京五輪で金メダルを獲得したソフトボール日本代表メンバーで、川越市の星野高校出身の森さやかさん(33)と我妻悠香選手(27)=ともにビックカメラ高崎=の報告会が18日、同校で行われ、川越市スポーツ賞を授与された。県内でも新型コロナウイルス感染が急拡大しているため、校内のホールには森さん、我妻選手と式典関係者のみが出席。2年生の生徒約760人は、教室でオンライン配信映像を視聴した。

 

金メダルと川越市スポーツ賞の賞状を手に笑顔の我妻悠香選手(左)と森さやかさん=18日午後、川越市石原町の星野高校

 

 同校の星野誠校長は「皆さんの活躍は、何事も努力すればなし得ることを後輩たちに示してくれた」と祝福。川越市の川合善明市長は、「五輪が1年延期される状況でも日々の練習を重ねた姿は本当に頭が下がる。これからも、日本のソフトボール界を盛り上げていただきたい」とあいさつし、賞状を手渡した。

 川口市出身で、ビックカメラ高崎のチームメートでもあるエース上野由岐子選手を好リードで支えた捕手の我妻選手は、「高校時代に文武両道で頑張ってきたのが今につながっている」と感謝した。毛呂山町出身で、オーストラリアとの1次リーグ初戦で中前打を放つなど、代打の切り札として貢献した森さんは、「素晴らしい環境に甘えることなく、しっかり学び、部活にも取り組んでください」と後輩にエールを送った。

 森さんは昨季限りで現役を引退し、現在はチームのサブマネジャーを務める。新たな立場で再出発し、「チャンスに強い選手を育てたい」と抱負を話した。我妻選手は「オリンピックに出るという夢がかない、こうして報告できるのがうれしい」と喜ぶ。

 2007年卒業の森さん、13年卒業の我妻選手ともに、高校時代を過ごした川越市を訪れるのは久しぶりだったという。2人は「新しくなった道路や建物もあったけれど、歴史ある街並みの雰囲気は変わっていなくてとても懐かしかった」とほほ笑んだ。

 

=埼玉新聞2022年1月21日付け13面掲載=

 

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