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児童虐待や暴力防げ 浦和学院高生ら訴え

 児童虐待や女性に対する暴力行為などの防止を呼びかけようと、浦和東署は、児童虐待防止推進月間に合わせて、さいたま市緑区5丁目のイオンモール浦和美園店でキャンペーンを実施した。

 

買い物客に啓発品を渡し、被害防止を呼びかける浦和東署員(中央)と浦和学院高校の生徒(同署提供)

 キャンペーンには、浦和学院高校の生徒やさいたま市南部児童相談所などから21人が参加。買い物客らにチラシなどが入った啓発品を300セット配布した。
 同署が10月末までに児童相談所に通告した件数は208件(前年比72件増)。通告理由としては、子どもの前で夫婦げんかやドメスティックバイオレンス(DV)を行う心理的虐待や身体的虐待があるという。
 同署は児童虐待の疑いや犯罪被害に巻き込まれた場合は、警察や関係機関に通報することを推奨。児童相談所虐待対応ダイヤル(189番)などの利用も呼びかける。
 同署の吉野保浩署長は「児童虐待は家庭内で起きるため、警察も認知するのが難しい。近所の人らにも見守ってもらい、一人でも被害に遭う児童を減らしたい」と語った。

 

=埼玉新聞2022年12月13日付け14面掲載=

 

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