ラグビーの第24回全国高校選抜大会は25日、熊谷ラグビー場で32校が参加して開幕する。新型コロナウイルスの影響による規制が緩和されたことを受け、今大会は4年ぶりに全試合を有観客で開催予定(準々決勝からは有料)。開会式は実施しない。
埼玉からは県高校新人大会を初連覇した川越東が、開催県枠で2年連続3度目(中止となった2020年の第21回大会は含まず)の出場。25日の1回戦で16大会連続19度目出場の東福岡と対戦する(12時試合開始予定・Cグラウンド)。
2年連続3度目出場の川越東の選手たち
強豪相手に「全力で」
近年、埼玉高校ラグビー界で頭角を現し始めた川越東の初戦の相手は東福岡。同大会を過去6度制し、1月には花園で7度目の頂点に立った強豪を相手に、川越東はチーム一丸で立ち向かう。
理想の展開ラグビーを試合序盤から発揮できるかが鍵。キーマンは県大会準々決勝以降の3試合で2トライ、ゴール9本、PG4本で計40得点したSO五十嵐。キックを生かしたアシスト能力も高く存在感抜群だ。快足のCTB稲葉、WTB石本、得点意識が高いFB南雲らに良い形でパスをつなぎゲインしたい。
FW陣は重量級プロップ寺山を軸に堅守を貫く。積極的な当たりが持ち味のフランカー高尾やナンバー8高橋新の低く強烈なタックルで、体格で勝る東福岡の選手を一発で仕留めたい。
望月監督は日本一を何度も経験するチームとの対戦に「すごく良い機会なので全力で戦うだけ。選手たちはやる気に満ちており、期待以上のことをやってくれそう」と開幕を心待ちにした。
=埼玉新聞2023年3月23日付け12面掲載=
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