2026年6月19日配信
65分授業と進学重視型単位制を軸に
進路実現と充実した高校生活の両立を目指す

6月9日、県立越ヶ谷高校で教育関係者対象説明会が開催されました。
今回の説明会では同校の教育方針や進路指導、令和9年度入試についての説明に加え、生徒による学校紹介も行われました。
◆創立101年目を迎えた伝統校
説明会は小池真也校長のあいさつから始まりました。越ヶ谷高校は今年度から101年目の新たなスタートを切りました。少子化や私立高校との競争が激しくなる中でも、公立進学校としての役割を見つめ直し、教育内容の充実に取り組んでいるとのお話がありました。
「学校の魅力は制度だけではなく、それを支える教員にある」と小池校長は話しました。65分授業や特色ある教育課程など、さまざまな特徴がありますが、それらを支えているのは教員の指導力であり、越ヶ谷高校には高い教育力を持った教員がいると説明されていました。
◆「65分授業」で学習時間を確保
続いて教育方針・内容について説明がありました。
越ヶ谷高校では「勉強」「行事」「部活動」の3本柱を掲げています。進学校というと学習面が強調されがちですが、高校生活全体を充実させることを大切にしており、その考え方が随所に表れています。
その象徴ともいえるのが65分授業です。1日5時間授業でありながら、年間の授業時間数は「(50分授業×6限)+隔週土曜授業」の学校を上回ります。土曜授業を実施しなくても十分な学習時間を確保できるため、生徒は土日を部活動や自主学習へ時間を使うことができます。
◆進学重視型単位制と少人数授業
越ヶ谷高校は進学重視型単位制を採用しています。
3年次には29種類の自由選択科目が設置されており、生徒は進路や興味・関心に応じて科目を選択することができます。
また、英語と数学では2年次から少人数授業を実施しており、授業は1クラスあたり30人前後で行われているとの説明がありました。
さらに、大学入試改革や共通テストへの対応を見据え、教育課程の見直しも進められています。国公立大学進学を希望する生徒にも対応できるよう、新しい教育課程の運用を始めていることが紹介されました。

◆行事も部活動も本気で取り組む
越ヶ谷高校では勉強だけではなく、行事や部活動も大切な教育活動の一つとして位置付けられています。新入生歓迎行事である「たんぽぽ広場」をはじめ、体育祭や文化祭、予餞会など、多彩な学校行事を通して生徒の成長を後押ししています。
部活動についても加入率は90%を超えており、多くの生徒が学習と部活動を両立しています。
◆卒業生とのつながりを生かした進路指導
越ヶ谷高校は毎年40名前後の国公立大学合格者を輩出しており、学校としては国公立大学合格者50名を目標に掲げています。近年増加している総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応しながら、一般選抜まで見据えた進路指導を行っています。
また、同校の進路指導を支えているのが卒業生とのつながりです。大学生や社会人となった卒業生が学校を訪れ、大学生活や受験体験、仕事や人生経験について語る機会が数多く設けられています。生徒にとって進路を考える貴重な機会となっているようです。
◆令和9年度入試について
説明会の中では、中学3年生が意識すべきポイントについても紹介されました。入試当日の学力検査で1点でも多く得点できるよう学力を伸ばすこと、3年2学期までの5段階評定を高めること、そして「My Voice」や面接に向けた準備を進めることが重要になるとのことでした。
◆生徒発表からも伝わった越ヶ谷高校の魅力
今回の説明会では2名の生徒による発表も行われました。
興味深かったのは、生徒たちが語る越ヶ谷高校の魅力が、学校側の説明とほぼ一致していたことです。生徒たちは行事の楽しさや部活動の充実、そして進路指導の手厚さについて語っていました。特に「先輩が優しい」「行事に全力で取り組める」「先生方が熱い」といった言葉が印象的でした。
◆授業見学で少人数授業を公開
説明会終了後には授業見学も行われました。少人数授業が行われている数学の教室では、数学Ⅲの「合成関数の微分」を学習していました。大学受験を見据えた内容に、生徒たちの集中して取り組む様子が見られました。

説明会を通して、「勉強」「行事」「部活動」の3本柱を大切にしながら、生徒一人一人の進路実現を支える越ヶ谷高校の教育方針を知ることができました。高校生活を充実させながら進学にも力を入れたい中学生にとって、魅力的な選択肢の一つになりそうです。(柏葉直人)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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越ヶ谷高校の基本情報は→こちら
学校の特徴 ~学校からのメッセージ2026~
◎2025年度に創立100周年を迎えました。◎進学重視型の単位制を導入し、個々の進学希望に応じた幅広い科目選択ができる教育課程を展開しています。65分5時間3学期制の実施により、土曜授業を行わずに授業時数を確保し部活動との両立を行っています。◎「1000日で夢を現実にする進路指導」を掲げ、2023年度は国公立進学者52人、現役進学率は県内公立高校でトップクラスの実績です。◎新入生歓迎行事として1日をかけて行われる「たんぽぽ広場」から始まり、どの行事も生徒主体で活発に行われ、1年を通して充実した高校生活を送ることができます。
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