慶応志木に36-12
(最終日、14日・熊谷スポーツ文化公園西グラウンド)
決勝など4試合を行い、決勝は深谷が慶応志木を36―12で下し、2年ぶりの頂点に立った。深谷は前半9分にCTB須永のペナルティーゴールで先制すると、その後は効果的に5トライを重ね、慶応志木に一度もリードを渡さず。FW陣の接点で上回り、攻守に安定した試合運びだった。慶応志木は攻守に反則が目立ち、流れをつかめなかった。
3位決定戦は浦和が熊谷工に29―22で競り勝った。5位決定戦は城西大川越が早大本庄に20―12で勝利し、7位決定戦は川越が鷲宮に73―17で圧勝した。上位4校が今秋の第106回全国高校埼玉大会のBシードとなる。
接点勝り主導権握る

決勝 慶応志木―深谷 前半15分、深谷のナンバー8高橋が敵陣に攻め込む
好カードで争った決勝は、接点で勝った深谷が前後半通して主導権を握り続けた。今季初のタイトル獲得に小島監督は「今年はいい試合をしてても結果が出ていなかった。これが一つのきっかけになれば」と手応えを感じていた。
前半9分に先制点を奪うと、そこから2連続トライで一気に突き放した。接点で上回り、試合を優位に進めたFW陣の中でもナンバー8高橋は抜群の推進力でほぼ全てのトライに絡んだ。チームを勝利に導く活躍も「これが普通。いつも通り」と冷静だった。
相手守備の隙を突く対策もうまく決まった。CTB須永、SH中村が相手の裏へのキックを積極的に狙いエリアを奪取。須永は「事前に相手を分析して、守備が空くところが分かっていた」と対策を披露し、攻撃を勢いづかせた。
高い実力を示して優勝をつかんだが、高橋は「自分たちの目指している場所はここじゃない」と明かす。狙うは今大会不参加の川越東など県上位校を超えた先の「花園出場」だ。
モール悔いも鋭いラン
慶応志木は深谷の堅守と厚みのある攻撃の前に力負け。猪口、道垣内ら重量級のFWがけがで出場できず、軽くなったところを力で押し切られた。竹井監督は「うちの看板のモールで押せなかった」と得意戦術が通用しなかったところを悔しがった。
何度も敵陣深くまで攻め込む場面はあったが、度重なる反則で機会を失った。下級生主体のチームによるプレーの若さが致命傷になった。それでも、後半20分に相手の隙を突く鋭いランでトライを奪った1年の森悠など、それぞれの選手が能力の高さをうかがわせるプレーは随所で見せた。
7位だった新人大会から今大会で準優勝と、確実に力はつけている。花園県予選に向け、主将の森絆は「時間はある。まだまだ成長していけたら」と前を向いた。
=埼玉新聞2026年6月16日付け7面掲載=
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