2026年7月7日配信
創立50周年
受け継がれる「文武両道」

6月18日、春日部東高校で行われた塾対象説明会に参加してきました。
会の冒頭、谷ヶ﨑覚校長は「本校の校訓は『文武両道』です」と語り、創立50周年という節目を迎えた今年、学校の原点となる教育理念について改めて紹介しました。
◆部活を通し、最後まで努力する姿勢
昭和51年の開校以来、春日部東高校が大切にしてきたのが「文武両道」です。勉強だけでもなく、部活動だけでもない。高校生活のあらゆる経験を通して人間的な成長を目指すことが、同校の教育の根幹にあります。
その姿勢は、現在の学校生活にも色濃く表れています。同校の部活動加入率は95.5%。運動部が60.7%、文化部が34.8%と、多くの生徒が部活動に所属しています。陸上競技部は49年連続で関東大会出場という実績を誇るほか、男子バスケットボール部や吹奏楽部なども活躍しています。
しかし、学校が目指しているのは大会での結果だけではありません。谷ヶ﨑校長は、部活動を通して培われる協調性や責任感、最後まで努力を続ける姿勢が、その後の学習や進路実現にもつながっていくことを紹介されました。高校生活全体を通して生徒を育てるという考え方こそ、「文武両道」の本来の意味であることが伝わってきました。
◆大学進学にもつながる充実した学習環境
一方、「文」の部分も着実に進化しています。
2025年度入試では国公立大学に35名が合格。難関私立大学への合格者も着実に増加しています。55分授業による授業時間の確保、ICT機器を活用した授業、1年次から段階的に進められる進路指導など、大学進学を見据えた学習環境も充実しています。
また、普通科では2年次から文系・理系に分かれ、それぞれの進路に応じた学習を進めます。近年は一般入試に力点を置きながらも、総合型選抜や学校推薦型選抜にも力を入れており、多様化する大学入試にも対応しています。
◆県内唯一の人文科で探究する力を育てる
春日部東高校ならではの特色といえるのが、人文科です。
県内唯一の探究型文系学科として設置され、人文科探究では、生徒が自らテーマを設定し、2年間をかけて研究を進めます。テーマは「ポケモンが人気を集める理由」「ディズニーランドが夢の国と呼ばれる理由」「LINEは読解力に影響を与えるのか」など、生徒の興味・関心から社会課題までさまざまです。
調査・分析・論文作成・プレゼンテーションまで一貫して取り組むことで、大学入学後や社会に出てからも求められる探究力や表現力を身に付けていきます。
また、オーストラリア海外研修や国内留学など、人文科独自の国際交流プログラムも充実しており、広い視野を育む学びが展開されています。
人文科を志望する受験生は特色選抜について知っておく必要があります。
人文科の学力検査では国語・社会・英語を2倍で換算する傾斜配点を採用しており、文系分野に強みを持つ受験生が力を発揮しやすい選抜方法となっています。
◆変えるべきは変え、守るべきは守る

創立50周年という節目を迎えた春日部東高校ですが、今回の説明会を通して感じたのは、「伝統を守る学校」というよりも、「原点を大切にしながら進化を続ける学校」という姿でした。
「文武両道」という理念は50年前と変わりません。しかし、その理念を実現する方法は、ICT教育や探究学習、国際交流など、時代の変化に合わせて着実に進化しています。
変えるべきものは変え、守るべきものは守る。その姿勢こそが、創立50周年を迎えた春日部東高校の現在の姿であり、これから先の50年へ向けた新たな一歩であると感じた説明会でした。(文・根岸孝之)
=「埼玉新聞社 高校受験ナビ」オリジナル記事=
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学校の特徴 ~学校からのメッセージ2026~
〇入学時、同レベルの他校より高い進路実績の理由は、5教科をしっかり学ぶように組まれた教育課程、55分授業+カセット方式の採用(土曜日授業ゼロ)で他校より多い授業時数にあります。
〇部活動も非常に活発で、運動部20部活、文化部は生徒会本部を含め21部活あります。ほとんどの運動部が県大会以上に出場しており、陸上部は関東大会、全国大会常連校です。
〇文系科目に特化した教育課程の人文科を併設しています。
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