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川越東高校学校新聞 新企画を連発、文芸も

第67回埼玉県学校新聞コンクールで優秀賞

 優秀賞(埼玉新聞社賞)を受賞した川越東高校は、年6回発行のブランケット判「ひんがし倶楽部」と速報紙「AKIRA FIRE」を随時発行している。特集記事に定評のある同校。本年度は新しい企画を複数スタートさせ、紙面の充実を図った。
 同校新聞部は「新聞文芸部」という名の通り、取材による新聞制作だけでなく、論説や文芸活動にも力を入れている。名物企画の「文芸の艦隊」に加え、本年度は、部活動を紹介する「密着・文武両道」をはじめ、「文芸紹介」や「趣味紹介」など新しい企画をスタートさせた。ほかに地域の埋蔵文化財などに焦点を当てた特集記事にも取り組んだ。
 「なかなか新聞を読んでくれる人が少ない」と話す部長の風間薫さん(17)=2年生=は「自分の部活動の記事が載れば読んでもらえる」と話した。気になる記事が1本でもあれば、読者は紙面を手にした時、ほかの見出しや記事にも目が行く。
 コロナ禍でリモートでの取材が多かったというが、風間部長は「直接会って話を聞くようにした」とも。3年ぶりの文化祭は実施も取材も初めてだった。「先生に聞いたりして取り組んだ。自分たちの代でつないで行かないと」と語った。

川越東高校「ひんがし倶楽部」2022年10月26日付

 

 講評では「レイアウトが読みやすい」「クオリティと速さを両立している」「記事の内容が多岐にわたり、充実している」「コラムの着眼点が秀逸」などといった高い評価を受けた。速報紙「AKIRA」は、年20回以上発行。文化祭などの行事や部活動特集などを掲載している。
 受賞に対し、風間部長は「賞をもらえてうれしい。これまでの活動が認められた」と喜んだ。同校の新聞文芸部は通常、3年生になると引退する。現在、2年生は6人いるが、1年生が1人しかいない。
 部員たちは新年度の1年生に向けた学校ガイド特集の作成に注力している。風間部長は「新入生につながないと引退できません」と笑った。

 

=埼玉新聞2023年2月1日付け8面掲載=

 

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