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幸手桜高が創立10周年式典

「地域の子、地域で育む」

 県立幸手桜高校(出井孝一校長)の創立10周年記念式典が18日、同校体育館で木村純夫・幸手市長ら関係者を招いて盛大に行われた。

 同校は2013年、幸手商業高校と幸手高校の統合により商業を中心とした単位制総合学科として開校。幸手市内唯一の高校として、「地域の子どもたちは地域で育む」という理念のもと、同市、同市商工会、大学などと連携協定を結ぶなど地域の協力を得て多くの人材を世に輩出してきた。

「時代の要請や地域社会の期待に応えられてきたことは本校の礎。関係した方々に敬意と感謝を申し上げたい」と話す出井孝一校長=18日、県立幸手桜高校

 式典には同校10期生に当たる1年生149人が参加する中、出井校長は「少子高齢化、情報化、グローバル化など時代の動きに的確に対応する一方、教育の不易の部分を見失うことなく、これからの激動の時代を生き抜ける人材育成のための教育活動を展開し、地域の中等教育に責任を持つ学校として着実に歩みを進めていきたい」とあいさつ。
 生徒代表として登壇した同校3年で生徒会長の須藤愛さん(17)は「本校の校章は幸手商業高校の橘と幸手高校の桜、それぞれの花をモチーフにしており、どちらの花も魔よけ、厄よけの力があり、古くから子どもの成長を見守るのにふさわしい花として知られています。この校章が持つ意味を大切に、この先、10年20年と統合した2校の歴史と伝統を引き継いでいきたいと思います」と誓いの言葉を述べていた。

 

=埼玉新聞2022年6月22日付け10面掲載=

 

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