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情報リテラシー題材に出前講座ー蓮田松韻高校

情報の見極め方を知ってほしいと語る吉田編集管理幹=11日、県立蓮田松韻高

 

 新聞を通じて情報リテラシーについて学ぼうと、蓮田市黒浜の県立蓮田松韻高校(早川光男校長、生徒数329人)で11日、全校生徒を対象に出前講座が開かれた。本紙編集局の吉田俊一編集管理幹が講演した。吉田氏はインターネットや会員制交流サイト(SNS)を通じて、事実とは異なるフェイクニュースが広がっている現状を実際の画像を使って紹介した。
 情報に触れる際、誰が発信しているのか、根拠は示されているかなどを確認することを強調。「何がうそで何が本当か分かりにくい。情報の見極め方を知ってほしい」と述べた。
 吉田氏はまた、新聞の作り手の立場から、1次情報を取材して何重ものチェックを経て世に出す新聞の制作過程をはじめ、見出しの付け方や記事の構成などについて解説。新聞を通じて「良い体験、情報、言葉と出合ってほしい」と呼びかけた。質問した生徒からは「小さい子どもでも分かるように面白い字体を使っても良いのでは」といった新聞に対する意見も出た。
 講演を聞いた同校2年で生徒会長の八木橋玲耶さんは「普段触れているSNSにフェイクニュースがあると知り驚いた。むやみに拡散せず正しい情報を見極める大切さを再認識した」と感想を話した。
 出前講座は、埼玉新聞をはじめ、朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の新聞各社が連携して取り組んでいる。

 

=埼玉新聞2024年1月14日付け12面掲載=

 

サイト内の蓮田松韻高校の基本情報は→こちら

 

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本校は今年で創立14年目を迎え、学習活動から放課後の部活動に至るまでの様々なシーンで充実感を得られるような仕掛けを施しています。授業では、単位制を活かした多彩な講座が展開されたり、少人数授業で丁寧な指導を行ったりしています。また、学校行事や部活動では、生徒が主体となって取り組み、活気に溢れています。そのような取り組みが、ここ数年の堅実な進路実績に結びついています。

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