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日本薬科大学と協定生かし元J1監督が指導ー山村国際高校

 かつてJ1の横浜Mで指揮を執り、ラオス代表監督などを務めた木村浩吉氏が、坂戸市の山村国際高校を訪れ、サッカー部を指導した。木村氏は今年、伊奈町にキャンパスがある日本薬科大学で発足したサッカー部の総監督に就任。来年の本格的な活動開始を見据え、チームづくりに取り組んでいる。両校は7月11日、包括連携協定を締結した。大学が持つ高度な専門知識などを高校の教育や活動に生かす協定の趣旨に基づいて、サッカー界の一流指導者の来校が実現した。

熱のこもった指導をする木村浩吉氏(中央)=坂戸市戸宮清水橋の山村国際高校戸宮グラウンド

 

 校内の座学で、木村氏は競技に取り組む心構えなどについて講義。その後、部のグラウンドに移動し、約2時間の練習を熱心に指導した。
 60人余りの部員は4人一組の対人プレーから始め、徐々に人数を増やしていくメニューに臨んだ。最後はハーフコートを使い、GKを付けた6対6や7対7のミニゲームで締めくくり。ゲームキャプテンで3年生のDF増田健太選手は、「すごく厳しいプレスを求められてきつかった。でも、これくらいの意識で練習しないといけないと学んだ」と感謝の気持ちを表す。
 木村氏は「強豪校やトップ選手との大きな違いは意識の部分。今日の練習の中でも、みんな少しずつ光り始めていた。これを続ければ、成長できるはず」とエールを送る。サッカー部の高田優二監督は「日本を代表する指導者の一人に来ていただき、選手たちは刺激を受けたようだ。これからも、こうした機会を設けたい」と熱望した。

 

=埼玉新聞2022年8月3日付け11面掲載=

 

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