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春季県高校野球 48校の対戦相手決定

23日開幕 花咲徳栄 初戦は松山

 23日に開幕する春季県高校野球大会の組み合わせ抽選会が20日、上尾市のスポーツ総合センターで行われ、出場48校の対戦カードが決定した。Aシード勢は、昨秋の県大会王者で、春の選抜大会で23年ぶりに8強入りした花咲徳栄が初戦で松山と対戦する。秋季県大会準優勝で関東大会8強の浦和学院は飯能と初戦を争う。
 昨秋の県大会で4年ぶりに4強に入ったBシード上尾の初戦は前回大会4強の川越東に決まった。春では初のBシードとなった浦和麗明は初戦で細田学園とぶつかる。このほか秋季県大会8強のCシード勢の初戦は熊谷商が川口工、春日部共栄が熊谷、大宮東が熊谷工、秀明英光が星野とそれぞれ対戦する。
 試合は県営大宮、UD上尾、ハレスタ熊谷、所沢航空の4球場で実施。順調に日程を消化すれば、決勝戦は5月5日に県営大宮で行われる。上位2校が春季関東大会(5月16~19、23、24日・千葉)に出場する。16強は今夏の第108回全国高校野球選手権のシード権を得る。
 県大会は全試合が有料で一般800円、身分証を提示した中高生は200円。引率された少年野球・中学生チーム(引率者、保護者は有料)、障害者手帳の提示者と介添え者1人、小学生以下の入場は無料。
 雨などで試合が続行不可能となった場合は、「継続試合」として翌日以降に中断時点から再開する。タイブレークは九回終了時点で同点の場合に適用され、十回から無死一、二塁で開始する。また、今大会から初めてDH制を導入して実施される。

 

緊張の面持ちでくじを引く各校の主将ら=20日午後、上尾市のスポーツ総合センター

 

花咲徳栄、浦和学院が軸

上尾、浦和麗明ら追う

 今春の県大会は、秋に続いて関東出場が最有力のAシード勢と、両校に挑戦するBシード以下の実力校という構図が予想される。3月の選抜大会で2003年以来2度目の8強入りした花咲徳栄と、昨秋の県大会決勝で同校と1点差の接戦を演じ、関東大会でも山梨学院に善戦し力を示した浦和学院が中心となる。
 Aシードと近い実力を持つのはBシードの上尾。伝統の堅実な野球に2年生の菊池、関谷らパンチ力のある打者が加わり、破壊力が増した。スタミナ豊富なエース辻岡が投手陣を引っ張り、攻守に隙が少ない。初戦の2回戦は昨年の春の県大会4強の川越東、3回戦では西武台や慶応志木などの勝者とぶつかる厳しい組を勝ち上がれるか。
 昨秋、17年ぶりに県大会8強に入ったCシードの秀明英光は冬場の練習で鍛えた精神力で、夏のシード権を得る16強以上を狙う。秋季大会では1年生右腕相馬を中心に堅い守りを築いた。準々決勝でぶつかりそうな花咲徳栄の壁を乗り越えたい。
 昨夏王者の叡明は新チームの出遅れから昨秋は3回戦敗退だったが、敗戦から選手編成を一から練り直し、春はノーシードから巻き返しを図る。同じく1回戦からの登場の昌平は、昨年の先発野手が多く残っており地力は十分。Cシードの大宮東、熊谷商など公立の実力校が私学の牙城を崩せるか。

 

花咲徳栄

秋春連覇と夏への成長

 花咲徳栄は昨秋に続く県内制覇と、夏へ向けた成長を目標に掲げる。本田主将は「夏春どっちも取りに行くつもり」と貫禄を漂わせた。
 3月の選抜では全3試合で28得点と打撃力の高さを見せた一方、投手層の薄さという課題が露呈した。投手陣の成長を図るためには、野手陣のさらなる奮起が必要不可欠だ。選抜の後も県外の高校と練習試合を重ねて経験値を積み、「持ち味である打撃にこだわってきた」(本田)と仕上げてきた。

 

浦和学院

全試合で先制点を狙う

 春の県大会連覇を狙う浦和学院は投打ともに戦力が充実。投手陣は秋に主戦を担った伊藤のほか4人が控え、捕手の内藤や二遊間の法量、大宮らを中心に守り切る。打線は1番玉栄から攻め込むスタイルだ。
 昨秋は県大会決勝で花咲徳栄に、関東大会準々決勝では山梨学院に敗れた。蜂巣主将は「何もつかみ取れずに悔しい思いをした」と甲子園レベルのプレーを求め、状況に応じた打撃練習を重ねた。「テーマは『超攻撃』。全試合で先制点を取る」と力強く誓った。

 

浦和麗明

向上著しく初関東目標

 昨秋、創部8年目で春夏秋通じて初の4強に入った浦和麗明は、Bシードから初関東を狙う。エース剱持を柱に右腕奥村、左腕細川ら投手陣は総合力が高く、継投で相手打線を抑え込む。打線も冬場のトレーニングで強化され、中軸を担う水落、横山、八木らの成長が著しい。
 能力も高いが、一番の武器は勝負へのこだわり。初4強時は快挙よりも、準決勝での敗戦に涙を流したという。中村部長は「秋の悔しさをこの春にぶつけられれば」と意気込んだ。

 

飯能

私立に束になって挑む

 飯能は10年ぶりに春季県大会の切符をつかんだ。4番でエースの各務が中心だが、甲原監督は「チームの一体感で戦ってきた」と振り返る。西部地区予選では長打に走塁を絡め、2試合で18得点を奪った。
 技術練習に加え、メンタルトレーニングにも取り組んだ。劣勢の場面でも諦めず、「プラスの雰囲気が生まれた」と成果を実感している。初戦の相手は昨秋県準優勝の浦和学院。大窟主将は「強豪私立にも束になって向かっていきたい」とチームのスタイルを貫く構えだ。

=埼玉新聞2026年4月21日付け7面掲載=

 

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